2020年6月11日にTwitterに投稿した暴虐な軍国主義者、楠木武が恥をかく物語の通算11話目の加筆修正版をPrivatter+に投稿。キングギドラが主人公を担いゴジラ、モスラ、ラドンも大活躍。残忍描写濃い目なので閲覧注意。菊タブー?何それ?
キングギドラの右の首が両目を動かし合図すると、中央の首が頷く。直後に右の首は引力光線を吐き口汚いオタク共をJR秋葉原駅もろとも灰に変えた。オタク共がどれだけいきり立とうと巨神に致命傷を負わせることは勿論かすり傷一つつけることも出来ない。
アニメイト秋葉原本店並びに8階にAKB48劇場があるドン・キホーテ秋葉原店を着地時に踏み潰したキングギドラが振り返ると、神田川の対岸にゴジラがいて複合商業施設ワテラスのアネックス棟を踏み潰している。ゴジラが川を渡るのを待つか否かを尋ねるキングギドラの中央の首に対し、左右の首は今すぐ戦いたい旨を伝えた。再びキングギドラが飛翔しゴジラに襲いかかる。
既に息切れしているものの、キングギドラの左の首に噛みつき高さ160m以上あるワテラスタワーに突っ込ませたゴジラに闘志の衰えは見られない。左の首を救うためゴジラに噛みつく中央の首と右の首の俊敏な動きは獲物を捕食する際のキングコブラを彷彿とさせる。一旦左の首を見捨てて再生能力を使う選択肢もあったとはいえ、左の首を見捨てたくない思いは中央の首も右の首も同じ。
首筋及び背びれに嚙みつくキングギドラの2本の首に体力を吸われ、ゴジラが悲鳴を上げた。有明から神田淡路町まで移動した際のゴジラの歩行速度は旧芝離宮庭園内にてキングギドラと激突した頃より遅い。中央の首は息切れ並びに歩行速度の低下からゴジラの疲弊を察知し、ダメ押しの一手として体力吸収を開始したのである。二神の激突によりワテラスタワーが轟音と共に倒壊した。
ゴジラが悲鳴を上げ口を大きく開いたのに伴いキングギドラの左の首は噛みつき攻撃から解放され、ゴジラの首に巻き付きながら左肩に噛みつき体力を吸う。各首がゴジラを絡め取ったままキングギドラは飛翔を開始し、足元に広がる半壊した街並みがどんどん小さくなっていく。体重90000tのゴジラを抱えているにも拘らずキングギドラの飛翔速度は全く落ちていない。
「キングギドラの3本の首の連携の巧みさは勿論ですが、この戦い自体が既に私の理解を大きく超越しています。」
積乱雲の中に消えていくキングギドラを画面越しに眺めながら藤崎とジョナが息を吞む。
「理解を超越といえば、あの矢口蘭堂が例の解析情報をゴジラの弱点に関するものと勘違いしていたようにゴジラの存在、いや巨神の存在自体が政治屋共の理解を大きく超越しているのは明白だ。キングギドラの首なら言い値で買う私でもあの首だけの腐乱死体はたとえタダでも買う気になれん。」
立川広域防災基地ではその矢口が
赤坂秀樹首相補佐官との殴り合いの最中だ。矢口は額から幾筋も出血し左頬が腫れ上がり、赤坂は薄型眼鏡のフレーム並びに前歯数本が折れワイシャツに付いた血が生々しい。外務官僚出身の赤坂が父の地盤を継いだばかりの矢口に政界のノウハウを伝授して以来2人は互いに信頼し合っていた。その信頼関係も昨日までだが。
「牧悟郎博士が残した解析情報は結局無意味だったぞ!矢口!俺は貴様の特命担当相就任と矢口プラン推進のため色々根回ししてきたが根本が間違っていたのだからどうしようも無い!俺の顔に泥を塗った落とし前をどうつける?さあ言え!言ってみろ!」
「赤坂貴様は味方だと思っていたが違ったな。政界には敵か味方しかいない。シンプルだ。俺の味方で無いなら貴様は敵だ!」
牧の解析情報は3日前由比ヶ浜に頭部だけの腐乱死体が漂着した巨大不明生物の弱点に関するものであり、解析情報がゴジラの弱点に関するものという矢口の認識は根本的に間違っていた。その牧の解析情報を元に製造開発された血液凝固剤は既に死亡している巨大不明生物には有効でも、身体の構造が巨大不明生物とは根本的に異なる本物のゴジラには何の効果も無い。
本物より遥かに脆弱、その本物に返り討ちにされ大量発生にも失敗と、例の巨獣の二番煎じ丸出しのこの巨大不明生物が何かの間違いで東京に上陸していたなら、その愚鈍さにより墓穴を掘り
まんまと血液凝固剤を飲まされる間抜けな姿を披露したことであろう。
「希望的観測がどうこう言っていた矢口自身が、牧博士の怪しげな解析情報がゴジラの弱点についてのものであって欲しいという希望的観測だけで動いていたとはな!本当に笑えるよ!お前お笑い芸人に転職したらどうだ?笑われ役はお前の天職だ!」
「赤坂貴様こそ芸人デビューして裸踊りやったらどうなんだ?裸の王様である貴様にはそれがお似合いだ!」
矢口プランとやらを推進した責任を矢口に押し付けたい赤坂、自らの過ちを認めたくない矢口、2人共日本の政治屋によくある無責任そして意固地を拗らせ、皇居全壊並びに皇族全滅を知り自暴自棄である点は門長や沢口と同じ。昨年衆議院本会議場にて積極的に乱闘していたあたり、普段暴力を振るうことはまず無いこの2人の本性はあの楠木顔負けの暴力主義者かもしれないが。

ゴジラを抱えながら飛翔するキングギドラ。体重90000tの巨体を抱えるという凄まじい制約をものともせず瞬く間に成層圏に到達し、この三頭龍は宿敵に対し飛翔能力を有する自身の優位性を誇示している。なお背びれのおぼろげな発光はゴジラがまだ息絶えてはいない証。
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