Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
芹沢亀吉
2024-09-07 01:06:07
257331文字
Public
キングギドラ
Clear cache
巨神聖戦記
2020年6月11日にTwitterに投稿した暴虐な軍国主義者、楠木武が恥をかく物語の通算11話目の加筆修正版をPrivatter+に投稿。キングギドラが主人公を担いゴジラ、モスラ、ラドンも大活躍。残忍描写濃い目なので閲覧注意。菊タブー?何それ?
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
96
97
98
99
100
101
102
103
104
105
106
107
108
109
110
111
112
113
114
115
116
117
118
119
120
121
122
123
124
125
126
127
128
129
130
131
132
133
134
135
136
137
138
139
140
141
142
143
144
これから門長に何を言われるかわかったものではないだけに、総理執務室のドアの前に立つ楠木は苦虫を嚙み潰したような表情だ。ドアの向こうから「入りなさい」と声がして楠木が入室するといつも通り椅子に座りふんぞり返っている門長と目が合い、室内には重苦しい空気が漂う。
「さて楠木君、君には当分の間謹慎してもらう。非核三原則も文民統制の原則も無視して好き勝手したにも拘らず肝心のゴジラ抹殺に失敗したのだから本来君は懲戒免職だが、総理である私の恩情で処分が大幅に軽減されたんだ。感謝するように。」
この謹慎宣告は門長の温情などではなく、自衛隊内に最早居場所は無いと楠木に思い知らせ間接的に退職を強要する嫌がらせに他ならない。門長の顔面を力任せにぶん殴りたい衝動に駆られた楠木ではあるものの、相手が日本国首相なのでぐっと堪えた。部下をはじめ自分より立場の弱い相手には躊躇なく暴力を振るうこの外道も自分より立場が上の相手には二の足を踏む。
「総理!今回の件は本来ゴジラを殺せていたこの楠木の作戦を台無しにした腰抜けの軽部が全部悪いのですよ!作戦失敗の全責任は軽部が負うべきで、この楠木は嘘つき軽部に騙されていた被害者です!謹慎させられる謂れなどありません!」
「そこまで駄目な軽部君を作戦に参加させた司令官は誰かな?そうだよ楠木君、君だよ。そしてゴジラ打倒作戦の司令官になりたいと総理である私に直訴したのも他ならぬ君だ。だから当然君には司令官として負うべき重大な責任がある。総理である私が下した寛大な処分に不服があるのなら今ここで辞表を書きなさい。紙とペンが必要なら秘書に用意させる。」
楠木は「強行採決で対ゴジラ特措法を成立させたお前の責任はどうなるんだ!?」と内心門長を罵り続け、執務室を出た途端に拳を振り上げ壁を殴打した。無論責任逃れのため亡き軽部を嘘つき呼ばわりしたこの卑劣漢に同情の余地は微塵も無いが。
「世襲の能無しめ!総理という自分の立場を利用して俺に責任なすりつけやがって!」
自分は一切責任を取らず部下への責任なすりつけが当たり前という姿勢に関しては門長も楠木も全く同じ。1945年の敗戦後もGHQに取り入り戦争責任を一切取らず税金により贅沢三昧し続け天寿を全うした無責任な天皇が頂点なだけあって、日本という国では政府も自衛隊も企業も上層部ほど無責任なのだ。
「本日は朝からドクターホエールさんの一行と伊勢神宮を参拝し、素敵なブレスレットを購入しました。付けるだけで私の中の宇宙が大きく大きく広がります。1個で100万円と極めて良心的なお値段で貴方の分も購入済みです。by門長通江 11:04/2019/6/15」
扉の向こうの楠木が衝動的に壁を殴ったことに気付きほくそ笑んだ門長ではあるものの、新着メールを読んだ途端にスマートフォンを床に叩き付けた。金切り声を上げ何度も何度もスマートフォンを踏んづける、何と滑稽な日本国首相であろうか。
大阪市北区の曽根崎警察署では一ノ瀬並びにアイリーンが取り調べを受けている。
「日本語流暢に話せたぐらいで日本人になれたと思ってるんやったら大間違いやからな。ホンマはあんたを逮捕したいところやけど証拠不十分や!まあええ、中国人はこの国では嫌われとるからな。近いうちにあんた自身がこの国を嫌になって出て行くわ。これ区別やからな。差別とちゃうで!さあ、さっさと出て行き!俺あんたみたいな中国人がごっつい嫌いやねん!」
アイリーンを口汚く罵るこのクズ刑事は
矢野
やの
謙一
けんいち
警部補だ。日本の警察は正義の味方だと信じて疑わない日本国民が多いとはいえ公然と差別的暴言を吐くクズ刑事は矢野以外にも普通にいるし、機動隊が差別的暴言を吐く輩を厳重に警護し差別扇動を後押しする事態も珍しくない。警察組織が国家権力の一端を担っている以上国家権力自体が腐っていれば警察も腐るのは自明の理。
その警察の上層部、
沢口
さわぐち
龍彦
たつひこ
警察庁長官官房長が受話器を握り矢口相手に通話している。
「矢口副長官、例のDNA鑑定結果がそちらに届いた頃と思われます。そして先日都内で突然死した身元不明の男性の方は例の異臭騒ぎの際副長官のお部屋近くで目撃された不審者と顔認証が一致し、遺体を精密検査したところ右手親指の小さな傷口から体内に入った遅効性の毒物が死因と判明しました。」
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
96
97
98
99
100
101
102
103
104
105
106
107
108
109
110
111
112
113
114
115
116
117
118
119
120
121
122
123
124
125
126
127
128
129
130
131
132
133
134
135
136
137
138
139
140
141
142
143
144
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内