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芹沢亀吉
2024-09-07 01:06:07
257331文字
Public
キングギドラ
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巨神聖戦記
2020年6月11日にTwitterに投稿した暴虐な軍国主義者、楠木武が恥をかく物語の通算11話目の加筆修正版をPrivatter+に投稿。キングギドラが主人公を担いゴジラ、モスラ、ラドンも大活躍。残忍描写濃い目なので閲覧注意。菊タブー?何それ?
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「誰も私を止められない!この私が地球最きょ、え、何だ?何なんだ、貴様は!?」
舞い上がるズメイに冷や水を浴びせるかのように突然地中から突き出てきたのはゴジラの背びれに他ならない。この地球最強の巨神は1954年のアメリカ軍の原潜ノーチラスの潜行時に10000年の眠りから覚め活動を開始したのである。
「そうだ思い出したぞ、貴様はゴジラだな!以前機密文書で読んだことがある。ここで会ったが100年目だ!MOGERAよ、今すぐこの化け物を焼き払え!」
MOGERAの両目から発射されたプラズマレーザー光線が直撃したにも拘らずゴジラは無傷。この地球最強の巨神は1950年代に数十回核攻撃された時も全く負傷せず、核兵器保有国はゴジラへの核攻撃全てを核実験だと世界に向け嘘をついた。核兵器を保有する自分達が最強という建前が根本から崩れるのを恐れ、この巨神の存在そのものを隠蔽する道を選んだ。
「化け物め!何て頑丈な身体、うわっ!」
お返しと言わんばかりにゴジラが吐いた放射熱線によりMOGERAの機体が仰向けに転倒した。機体表面の合成ブルーダイヤモンドコーティングが放射熱線をある程度四散させたとはいえ、高威力過ぎて防ぎきれない。1発限りの核攻撃に対しては特に何もせずその場を去っていたゴジラではあるものの、今回は目の前に反撃対象があるため遠慮無く反撃する。
「ならば両腕の分も含めてプラズマレーザー光線をくらうがいい!両腕の方は追尾式だ!直接急所を撃ち抜いてやる!」
起き上ったMOGERAは両目並びに両腕のドリルの先端からプラズマレーザー光線を発射し、ゴジラを狙い撃つ。ちなみにここで言う追尾式はドリルの先端を標的に向けるため両腕を可動させる機能を指し、光線自体に追尾性能は備わっていない。いずれにせよゴジラが一瞬怯む程度の威力では埒が明かないのは明白だが。
「何てことだ、心臓や両目を狙っているというのに!」
エンジニア達を即座に抹消、地下基地を跡形も無く破壊、そして瞬く間にタイガを火の海にとプラズマレーザー光線の威力の凄まじさは誰の目にも明らかとはいえ、頑丈さが規格外過ぎるゴジラが相手だとその威力も無力と化す。
「ゴジラめ、こちらの光線が効かないのをいいことに近づいてきたか。だったらドリルの出番だ!殺してやる!殺してやる!」
MOGERAは足裏のホバーシステムとローラーシステムを併用し地上を滑るように前進可能。一方ゴジラは地響きを上げ重量感溢れる巨体には似合わない早足で前進し、頭部並びに両腕のドリルを高速回転させているMOGERAに真正面から挑む。
「殺してやる!殺してやる!このドリルで殺してやる!殺してやる!殺してやる!殺してやる!殺してやる!殺してや、ぐわあっ!」
ズメイの期待も虚しくMOGERAのドリルではゴジラの皮膚をほんの少し抉るのが精一杯、これでは致命傷を負わせるどころかかすり傷を付けることさえ難しい。おまけにゴジラが大きく振った尾が機体の右側面に直撃し、MOGERAは大きく吹っ飛んだ。
「強い、強過ぎる、あんな化け物どうやって倒せばいい?ええい!この勝負はここまでだ!」
MOGERAは両目並びに両腕からプラズマレーザー光線を発射してゴジラの周囲の地面を抉り大規模な砂埃を発生させた。ゴジラが砂埃に怯んでいる隙に起き上がり逃走する算段だ。ズメイの意図に気付き真上に飛行するMOGERAを狙い放射熱線を吐いたゴジラではあるものの、惜しいところで取り逃がした。
「私は地球より優れた文明のある星でMOGERAを改造強化し、次会う時は必ず貴様を殺してやる!首を洗って待っていろ!」
流石のゴジラも宇宙空間に逃亡したMOGERAを追うことは出来ず、上空を一睨みしてそのまま移動を開始し北極海を目指す。ちなみにゴジラが地中にいたのはかつてソ連が地下に隠した核弾頭を探すためであり、既に複数の核弾頭から核エネルギーを摂取している。MOGERAの目の前に姿を現したのも偶然ではなく、遠方からただならぬ気配のようなものを察知しやって来たのだ。
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