2020年6月11日にTwitterに投稿した暴虐な軍国主義者、楠木武が恥をかく物語の通算11話目の加筆修正版をPrivatter+に投稿。キングギドラが主人公を担いゴジラ、モスラ、ラドンも大活躍。残忍描写濃い目なので閲覧注意。菊タブー?何それ?
現在宇宙空間を飛行中のMOGERAはレーダーが何かの反応を示している。マミーロワはMOGERAを設計する際頭部のアンテナに前方の障害物を遠方から割り出すレーダー機能を付与し、ラゴモ人達の葉巻型UFOを襲撃した際機体を改造し亜光速を出せるようになった今、前にも増してこのレーダー機能が宇宙空間飛行の安定化には欠かせない。
「前方より未確認飛行物体が光速で接近。衝突を未然に阻止するため破壊する。攻撃開始。」
ズメイの指令によりMOGERAが両目からプラズマレーザー光線を発射すると、前方の未確認飛行物体、即ち巨大隕石が突然動きを止めプラズマレーザー光線が命中していない箇所から亀裂が入り、そのまま爆発した。爆炎の中から姿を現したキングギドラは惑星ラゴモにてスペースゴジラとの死闘を制したばかり。
「謎の巨大生物出現。体内に多量の電力を蓄積している模様。性質は至って凶暴と推察。」
MOGERAのスキャン機能を駆使しズメイはキングギドラの全身を解析中。一方キングギドラ側はMOGERAを睨む右の首、そんな右の首に今は様子を見ろと指示する中央の首はいつも通り、そしてMOGERAの機体には殆ど関心を示さず何かを警戒するかのように周囲を見回す左の首は明らかにいつもと様子が違う。
「謎の巨大生物を排除対象と認識し直ちに抹殺する。プラズマレーザー光線発射。」
ズメイはキングギドラを敵と認識し、MOGERAが両目並びに両腕からプラズマレーザー光線を撃つ。キングギドラの右の首も単独で引力光線を吐いたため光線同士がぶつかり合い、相殺とはいえわずかに引力光線が優勢だ。それ見たことかと言わんばかりに右の首から睨まれ、中央の首は申し訳なさそうな表情である。
「敵の戦闘力は極めて強大。追加攻撃としてスパイラルグレネードミサイル発射。」
MOGERAの両腕のドリルが上下にパカッと開き、スパイラルグレネードミサイルが発射された。このミサイルは元々鋭利な先端が標的に突き刺さった直後に爆発する構造であり、ラゴモ人の葉巻型UFOを制圧した際先端がドリル状に回転するよう改造されより深く標的に打撃を与える凶悪な兵器に。
「スパイラルグレネードミサイル、2発とも命中するも標的に損傷確認出来ず。」
スペースゴジラの両肩の結晶体なら十分破壊出来そうな回転ミサイルとはいえ、キングギドラの全身を覆う鱗及び両翼の皮膜には歯が立たない。直後にキングギドラの各首が吐く引力光線が命中し、MOGERAは後方に吹っ飛んだ。引力光線は放射熱線同様合成ブルーダイヤコーティングでは防ぎきれない程高威力である。
「プラズマロケットエンジン起動。逆噴射。」
逆噴射により体勢を立て直したMOGERAは再びキングギドラに向かって飛行を開始した。とはいえ真正面から突き進んでくるキングギドラと衝突しないよう機体の角度を変えたりしている。スペースゴジラを撃破時に多大な宇宙エネルギーを吸収し自己強化済みのキングギドラ相手に一対一の戦いは余りにも分が悪く、太陽系から遠く離れた宇宙空間故ゴジラの参戦など夢のまた夢。
「計器に異常あり。機体損傷度12.73%。」
MOGERAの計器は膨大な宇宙線を20年以上浴び続けてきたにも拘らず特に不調は無く、キングギドラの全身から発する微弱な電磁波を浴びたぐらいでは何ともない。ところが引力光線が発する多量の電磁パルスを光線直撃時に浴びた途端にその計器が不調をきたし始めた。ただでさえ不利な状況に置かれているMOGERAそしてズメイにとってこの不調は泣き面に蜂過ぎる。
「機体角度90度変更。プラズマメーサー光線発射。」
プラズマメーサー光線を発射するMOGERAではあるものの、ラゴモ人の葉巻型UFOを塵に変えたこのMOGERA最強兵器もキングギドラ相手だと一瞬動きを止めるのが精一杯、直後に引力光線が直撃しMOGERAの機体が大爆発した。この時キングギドラの中央の首は自分が攻撃するまでもないと判断し、引力光線を吐いたのは左右の首のみ。

宇宙空間にてMOGERAを圧倒するキングギドラ。スペースゴジラ相手に激闘を繰り広げた際多量の宇宙エネルギーを吸収し破壊力を大幅に向上させただけに、今のキングギドラは以前ゴジラと戦った頃より数段強化されているMOGERAの機体を容易く爆破出来る。
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.