2020年6月11日にTwitterに投稿した暴虐な軍国主義者、楠木武が恥をかく物語の通算11話目の加筆修正版をPrivatter+に投稿。キングギドラが主人公を担いゴジラ、モスラ、ラドンも大活躍。残忍描写濃い目なので閲覧注意。菊タブー?何それ?
「何やってるんだ!?もっと地上からこの糞バードをガンガン撃て!攻撃の手を緩めるなぁ!」
「標的の飛行速度が速過ぎて捕捉不可能です!それに今撃てばたとえ命中してもガルーダが被弾します!」
「何てことだ!完全に3対1が裏目に出ているじゃないか!」
3機の連携を見事に切り崩し、ラドンは両脚によりガルーダを掴んだまま機体をつつき回す。アメリカ軍の砲撃やミサイル攻撃では無傷という極めて頑丈な機体とはいえ、それ以上に頑丈なラドンの嘴によりつつき回され至る所から火花を吹き出した。この時寺内は機体の激しい動きに耐えられず吐き気を催し、座席横に据え付けてあるエチケット袋に手を伸ばす。
「大臣!ガンダルヴァとナーガを見捨てるおつもりですか!?」
「うるさい黙れ!俺は未来の総理だ!こんな所で死にたくないんだよ!」
「大臣見損ないましたよ!共に戦った仲間達を見捨てて逃亡なんて最低です!」
「お前ら自衛官だってさっきはニューヨークでニヤニヤ笑いながら老夫婦を殺しただろ!赤ん坊を抱きながら泣いて命乞いする若い女を赤ん坊ごと粉々にするのを楽しんでいただろうが!所詮俺達は同じ穴のムジナなんだよ!今更善人ぶるな!見苦しい!俺みたいにもっと正直者になれ!バカチンがぁ!」
ガンダルヴァ並びにナーガを放置し逃亡を企てた寺内の意に反し、何度ボタンを押しても瞬間移動装置が全く作動しない。機体の損傷が激しいガルーダは機内にて寺内と自衛官共が仲間割れしている間も失速中。現地の人々から「炎の悪魔」と呼ばれ恐れられるラドンの強さは半端ではない。
「防衛省司令室、こちらはガルーダ機内です!当機は今から墜落します!メーデー!メーデー!メーデー!」
「何故だ!?金星人の軍事支援を得た俺達日本は世界最強ではないのか!?お、お助けを!うわーっ!」
不意にガルーダから離れたラドンが素早く後脚を動かしてガンダルヴァを掴みナーガにぶつけた。この怪鳥が余りにも素早過ぎてガンダルヴァ、ナーガ双方の搭乗者達は瞬間移動装置のボタンを押す暇も無く、ラドンの圧勝は最早自明。
ラドンに衝突させられた2機は既に瞬間移動装置を含む全機器が停止状態とはいえ、ラドンは攻撃の手を一切緩めず上空から何度も何度も体当たり。ガルーダ、ガンダルヴァ、ナーガの3機はそれぞれ鬼神の名を冠してはいても所詮は人の手により作られた兵器に過ぎず、その3機がよりにもよって巨神ラドン、即ち本物の神に喧嘩を売った時点で惨敗は確定していたのだ。
「何とか脱出できたぞ、くそったれ。何で未来の総理である俺がこんな目に遭うんだ?」
すると中国雲南省の密林地帯にて羽化したばかりのモスラが飛来した。
「おお、デカい蛾が来たぞ!おいそこの蛾!今すぐあの糞バードをやれ!未来の総理である俺がやれと言ったら早くやるんだ!早くやれ!日本語わからんのか!?」
一人ガルーダから脱出しモスラに助けを求めた寺内ではあるものの、モスラには戦争という環境破壊を楽しむ腐れ外道を助ける気など微塵も無く、口から糸を吐きガンダルヴァ並びにナーガから脱出した自衛官共々身体の自由を奪う。
「おい蛾!貴様防衛相である俺をこんな目に遭わせてタダで済むと思っているのか!?おい戻れ!今すぐ戻れ!戻って俺一人だけでも救助しろ!未来の総理である俺の命は他の自衛官共の1000倍以上の価値があるんだぞ!」
モスラの糸により全身を拘束されても口だけは達者な寺内はなりふり構わず怒鳴り続け、周囲の自衛官共の怒りを買うことに。

超兵器による殺戮を楽しみ万能感に酔っていた寺内太一防衛相並びに自衛隊は、巨神ラドンに喧嘩を売り見事に惨敗。命からがら脱出した寺内はモスラに助けを求めたものの、巨神モスラには戦争即ち大規模な環境破壊を楽しむ腐れ外道を助ける気など全く無い。
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