Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
芹沢亀吉
2024-09-04 01:16:26
143708文字
Public
菊タブー
Clear cache
108と108
暴虐なナルシストかつ軍国主義者な楠木武が恥をかく物語の通算108話目。仏教において人間一人が持つ煩悩の数は108とされ今回はその108に焦点を当ててみた。いつも通り特盛の残忍描写に加え今回は性描写も色濃く、18歳未満の方が読むのはお勧め出来ない。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
今の楠木も十分過ぎる程怪物であり、そもそもこの全裸男が恥をかくのは今に始まったことではない。
「この温和な楠木を怒らせるとは貴様らなかなかやるな!もう犯人捜しは止めだ!貴様ら二人共ぶっ潰す!ぬわぁああああ!」
元より温和のおの字も無い巨人楠木は呻き声を上げたのとほぼ同時に股間のものを異様なまでに怒張させ、太さは25m、長さに至っては150mと轟天号の艦体並、太過ぎて下の部分が地面に接地と、以前荒川ら3人が見た幻影に出てきた全裸男楠木のそれを遥かに凌ぐ。
「見よ!これぞこの楠木の究極形態!シン・轟天号!さぁ怪物共!この地球の帝王に屠られるのを誇りに思えぇ!」
と叫ぶや否や巨人楠木は怒張した股間のものを紫色に輝かせ先端から誘爆性光子の塊を発射した、並の人間なら確実に鼓膜が破れる轟音を伴いながら。どうやら巨人楠木は体内に蓄積している膨大な邪念もとい煩悩、そして精気を紫色の誘爆性光子の塊に変換する能力を会得した模様。
「どうだ!凄いだろ!この轟天砲の威リョグワッブベオボボォ!」
今の轟天砲とやらの発射に伴い自分の股間のものを大火傷しのたうち回る、究極形態とやらを自慢する筈が自滅とここまで恥をかくことに徹してくれた巨人楠木は最早表彰もの、かもしれない。ちなみに轟天砲発射時に発生する爆風は砲弾発射時の爆風を砲身の後方に放出する無反動砲宜しく巨人楠木の菊門から放出され、爆風放出直後には腐卵臭に似た独特の悪臭が周囲に漂う。
全身の機械構造全てに特殊な薄膜加工が施されたガイガンには電磁パルス攻撃が通用せず、ガイガンもまた頑丈なムートー相手に攻め手を欠く中轟天砲が撃ち込まれたことにより両者共に吹っ飛び、いち早く体勢を立て直したムートーが仰向け状態のガイガンに駆け寄り頭部目掛けて前肢の一撃を叩き込んだ。
頭部を破壊され動かなくなったガイガン、誇らしげに咆哮するムートー、どちらが勝者かは最早自明か。一方は自我を持つ巨神、もう一方は身体の殆どを機械化され自我を失い操り主の意向通りにしか動けないサイボーグ巨獣、轟天砲直撃という不測の事態に際して両者の自我の有無が体勢立て直しに大きく影響し、そのまま勝敗を決したと言えよう。
大火傷に起因する激痛により巨人楠木は再び意識を失い、ムートーに頭部を破壊されたガイガン同様仰向け状態だ。股間のものはシン・轟天号になる前とほぼ同じ大きさに戻っているとはいえ、真っ赤に腫れ上がり何故かミサイルのような形状に。
今の様子は石香炉が霊力を使い壁に映してくれた映像により一ノ瀬達も観ることが出来る。ただしシン・轟天号に関してはジョナの要望により彼以外観ることが出来ないが。
「隊長、ご厚情痛み入ります。あの楠木武の全裸は絶対由衣には見せたくありませんし、私も見たくありませんので。」
「礼なら楠木武の全裸を私以外が観られないようにしてくれた石香炉さんに言って欲しい。まぁ私もある種の怖いもの見たさで観ているがね。勿論今まで悪逆非道の限りを尽くした楠木武の末路を見届けたいのもあるが。」
「私はあの収蔵庫から救出し保護して下さった皆さんに恩返し出来ればと思っています。私の霊力がその恩返しになるなら光栄の極みです。この霊力自体皆さんの温情により取り戻せたものですので。ところで一ノ瀬さん、貴方は自分が皇室の血を引いているから三種の神器同様私を害しているのではないかと心の奥底で不安に思っているみたいですけど、全然そんなことありませんよ。貴方があの収蔵庫にいた私を抱えた時の絶対落とさないというひたむきな思い、しっかり受け取っています。」
途端に一ノ瀬が感動の余り泣き崩れ、その感動は今の石香炉の言葉に心底救われたという思いに基づく。
「そうか、由衣は自分が皇族の血を引いていることにずっと負い目を感じていたのか。私も地球侵略を企てた邪悪なX星人の末裔だからその気持ちは痛いほどわかる。でも三種の神器の邪念に苦しめられてきた石香炉さんが由衣のひたむきな思い受け取ったと言ってくれたから、もう負い目を感じる必要は無いと思う。気持ちが落ち着いてきたらあっちの洗面所で顔洗おうか。私も行くから。」
程なくして一ノ瀬は泣き止み、愛しの先輩と共に洗面所へと向かう。
「断絶した後も純真な人の心を苛み続ける。皇統というのは本当に罪深いな。石香炉さん、一ノ瀬さんの心の重荷を降ろしてくれて礼を言う。彼女は危険を顧みず我々の活動に協力してくれた上、私の右腕である同志藤崎の命の恩人だからな。」
「恐れ入ります。それではジョナさん、巨神達の戦いの続きを観ましょう。」
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内