Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
糸冬いずく
2024-09-16 00:16:00
157796文字
Public
二次創作:キリングミュータント
Clear cache
Export ePub
キリングミュータント【リブーテッド】
完結、夢主あり、赤羽業、暗殺教室、Paranoia
三日月が爆誕した春、新しいクラスが三年E組だろうと、担任教師が犯人だろうと、隣が赤羽業だろうと、成すべきことは変わらない。ミュータントは、すぐそこにいる——。
あなたは椚ヶ丘中学三年E組の女子生徒[$名前が見つかりません]です。
トラブルシューターが前世のミュータントな[$名前が見つかりません]と、隣の席の赤羽業が、ミュータントを殺す話。
クロスオーバーです。複数の作品の要素が登場します。
異世界の描写を含みます。主人公または周辺人物が別の世界へ渡ります。
転生の描写を含みます。主人公または周辺人物が死んで生まれ変わります。
主人公または視点人物が異性からの性暴力の被害に遭います。
主人公または視点人物が暴力の被害に遭います。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
五月、さらに修学旅行
一
高校生が手数を期待した修学旅行の、およそ一か月前の朝、手数の多いクラス担任に出会った。
信号のごとく黄色の皮膚に、球のごとくに丸い頭、まるでわざとらしいアカデミックドレス。ただ衣装だけがその職業を保証するようで、袖から裾から触手、触手また触手。
腕
が二本、
脚
が六本、だがタコと認めるわけにはいかない。それどころか、この世に知られる生物とはまるで一線を画している。それら超人的とも表現し難い特徴を余さず操る、体長が三メートル弱。
「おはようございます。はじめまして。月を壊して地球も壊す、百億円の賞金首です。いつでも殺しにきてください」
出会ったばかりのクラスメイトが横でかすかに苦笑した。私は啞然として怪物を見あげた。決して冗談だからではない。決して冗談ではないからだ。
つい三月、月は本当に爆発した。その四月、私たちのクラスは国から武器を支給された。翌三月、地球を爆破される前に暗殺せよと依頼された。しかし極秘といえども世界から命を狙われ、一か月以上も死なずにいる。
——
殺せないから、殺せんせー。
卒業までに殺せなければ。地球が爆発し、人類は滅亡する。
国家機密にして有言実行の担任教師はこの五月、修学旅行で起こった事件を瞬く間に解決してみせた。彼の手書きの修学旅行のしおりの付録百三十四に
拉致実行犯潜伏対策マップ
がある。彼は生徒を最も近い拠点に向かわせて、自身は他の拠点を虱潰しに確かめたそうだ。並のヒトには不可能だが、彼の最高速度はマッハ二十。元より触手の超生物だ。
私たちは
瞬く間に
拘束を解かれた。同時に服装も
直され
る。制服のボタンはすべて閉じられ、カーディガンの汚れはすべて洗われ、くわえて、すり傷を消毒され、最後は顔まで拭われる。
「ちょっと大袈裟じゃないですか」
「いいえ、ちっとも」
即答だった。そして黄色の触手生物は二本
腕
を顔から離すと、そのまま目の前でうつむく。「先生のスピードが至らないせいで」
担任教師として反省しているらしい。マッハ二十で至れなければ、それは仕方のないことにも思えるが、
「いいえ、もっと速くなります」
超生物はマッハで決意した。
「『もっと』」
「『もっと』。超生物たるもの志は常に高く、マッハ四十です」
「それは、すごく速いんでしょうね」
「それは、もちろん二倍ですから」
国家機密は「ヌルフフフ」と言った。それが笑い声であることをクラス一同は心得ている。実際、大きな三日月を描く口元に歯が見えて、小さな目も細められている。彼はやがて目の形を丸く戻すと、最後の確認をとってきた。
「頭痛や吐き気はありませんか」
「実は目の数が二倍に見えてます」
「ヌルフフフ。二分の一は、鼻の穴です」
五月も半ば、しかし解体されない担任教師は、自ら
私たちのクラス
を望んだそうだ。マッハ二十の賞金首を世界が共謀しても殺せない、その程度の暗殺が退屈だから、ハンディキャップをくらってやるのだと。そして実際に彼はクラス担任を務め、教師として学校生活に拘束され、さらには
特等席
から命を狙われ続けている
——
。
黄色の頭部が私を見下ろした。「大丈夫ですか」
黄色の頭部を私も見あげる。「はい、ありがとうございます」
「
——
あなたの先生ですから」
「
——
先生の生徒でよかった」
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内