ユーリ・ローウェルの日記

青年が日記を書く話。


随分遠くまで歩いてきた。今は港町へ向かう途中で野営している。海が見えた。世界は本当に広い。どれだけでかい口を叩いたところで、届かない世界ってのはある。フレンはどんどん先へ進んでいく。こちとら下町の魔導器1つ見つけるのに手いっぱいだ。
だいぶこの日記ってのにも慣れてきたんじゃないか?
……っとエステルに言ったら、「毎日書ければもっといいんですけどね」と何とも言えない顔をされた。大体3日か4日ごとくらいに地道に書いてるってのは、オレからしたら上等だと思うんだけどな。