ユーリ・ローウェルの日記

青年が日記を書く話。


エステルを取り戻して、今は城――の、地下牢に入っている。笑っちまうけど、旅の始まりとおんなじ場所で、レイヴンと話をした。
エステルもレイヴンに、”けじめ”をつけたらしかった。おっさんも何だか、憑き物が落ちたような、そんな顔をしていた。
オレはそれを見て――
どう書けばいいんだ。
――安心、した。
うん、そうだ。安心した。

それと確信。
オレはあのおっさんが好きらしい。