ユーリ・ローウェルの日記

青年が日記を書く話。


休む場所が見つかったので、久しぶりに書く。
城の食堂で下町の奴らと再会した。じいさんもおかみさんもテッドも、みんな無事だった。よかった。
シュヴァーン隊の奴らに――おっさんに、でけぇ借りができた。

食堂でおっさんに話しかけられた。
無事でよかった、と言われた。何のことかなんてすぐわかった。
ああ、ありがとうな、と。今度はちゃんと礼を言えた。
おっさんは「やったのは俺じゃねぇよ」とかぶりをふったけど、オレが礼を言いたかったのはレイヴン、……シュヴァーン、あんただよ。
それ以降は何も言葉はなく、ただ隣り合ってカレーを食った。うまかった。