ユーリ・ローウェルの日記

青年が日記を書く話。


紅の絆傭兵団が作ったっつー妙な塔に来ている。歯車と仕掛けだらけの迷路みてえな塔だ。あの魔物に乗っていた女とも知り合いになった。名をジュディスというらしい。オレはジュディと呼んでいる。リタともめごとにならねぇかと気が気じゃないが、ジュディの方が弁えてくれているおかげで今のところは穏便に過ごせている。この方がお互いのためだ。ジュディと言や、おっさんが鼻の下を伸ばしまくっていて鬱陶しい。とてつもなく鬱陶しい。どうやらオレのことなど眼中にねぇようだ。構われたら構われたで鬱陶しいが、これはこれで腹が立つ。つまり、おっさんは何をしても腹立たしいってことだな。結論おわり。ブン殴りたい。

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宿に着いた。疲れた。バルボスの野郎から言われたことが頭から離れねえ。
笑えねぇ冗談を言い残していきやがった。
いいことが2つ。水道魔導器を取り戻した。ようやく下町のやつらを安心させてやれる。それと、ラゴウのやつをフレンがとっ捕まえた。去り際の吠え面が小気味いい。ノールのやつらもこれでちっとは落ち着けばいいと思う。
エステルは城に戻るそうだ。オレはこれから、
――誰か来た。今日はここまで。