ユーリ・ローウェルの日記

青年が日記を書く話。


色々あったが、例のモルディオと一緒に旅をすることになった。リタという名らしい。見たとこオレより年下でだいぶ気が削がれたが、この成りで学術都市屈指の天才だっつーんだから恐れ入った。世の中は広いもんだ。カロルとよくじゃれ合っていて、下町のガキ共を思い出す――っと、これは見られたらブン殴られ――いや、燃やされるから黙っておこう。
それにしても、間近で見るのは久しぶりだが、魔術ってのはやっぱりすげぇ。リタが短気な性格をしているせいで服の端がちょっと燃えた。