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camellia57
2026-02-01 18:27:30
67473文字
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火アリSSメーカーまとめ
2024~2025年に書いたSSのまとめ。全年齢のみ。ごちゃまぜ
話は独立していてつながっていません。基本的にはページが後ろの方が古いです
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「えっ?」
「あ
……
」
頭で考えるよりも先に身体が動いてしまった己に驚いて、言葉が出てこない。
こんなときになんて言えばいいのかなんて知らない。
驚いているのは私だけではなくて、腕を掴まれた火村もきょとんとした顔をしている。
その表情が普段より幼く見えて、なんだか学生時代を思いだして自然と口元が緩んでしまう。そんな風に思考を旅立たせている場合ではなく。火村に名を呼ばれ我に返った。
「アリス?」
「えっ、あっ、その、これは、あの
……
」
「
……
明日も仕事なんだろう?」
そう、明日は憂鬱な月曜日で。金曜の夜から火村が泊まりに来ていて。久しぶりにずっと一緒にいたからなんだか離れがたくなってしまって。多分それは私だけではなくて。
でもお互いにやるべきことはあって。
「ほ、ホームシック
……
、みたいな
……
?」
なったこと、ないけれど。
「なんだ、それ」
ふはっと笑う。
帰ろうとするのを引き留めたのなんてはじめてだ。
このまま玄関で向かい合っているわけにもいかない。掴んだ手を離して見送ろうとしたけれど、ドアを開けずに私の部屋の中に引き返してくるから今度はこちらが「えっ?」という番だった。
「まあ、明日の朝帰れば間に合うし」
「そ、そか
……
。その、ありがとう
……
」
すまん、と言いかけたのを飲み込む。
「寂しがり屋のアリスには添い寝が必要かな?」
「要らんわ」
甘やかすように微笑みながらそんなことを言うから流されそうになるけれど。
「それは残念だ」
「ほんまに日曜の夜は憂鬱や。早く曜日が関係なくなるようになりたいわ」
「そうなったらアリスは毎日昼まで寝てそうだな。飯も食わずに」
「
……
それはどうやろ?」
自分で想像できてしまった。
そんな他愛もない話をして、いつの間にか二人とも寝てしまって、そういう夜を何度も越えて。
「おかえり」と言える日がいつか来るように。
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