Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
アスナショウコ
Public
【創作|馬軸】春雷-極光
Clear cache
【創作|馬軸】春雷 芽吹- 春の嵐
※支部からの移植版です。文面そのままです。第一話~第三話までのクラシック編。
Attention
・この作品は競走馬とそのジョッキーを中心に描いていますが、実在する団体とは何の関係もない創作作品です。
・実際の競馬に関してわからない部分は調べていますが、事実と異なる点やありえない点もあるかと思います。そこについては創作だと割り切ってお楽しみいただければ幸いです。
・実在する競走馬をモデルにした競走馬が登場します。名前がもじってある場合があります。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
序文
決して、生まれながらにずば抜けた才能を持っていた訳ではなかった。
決して、生まれた時から名馬になれと期待をかけられた馬ではなかった。
三月九日__深夜。空からは土砂降りの雨と強風が日高を覆い、神代リゾートファームもその例外には漏れない。そんな嵐の夜に一頭の繫殖牝馬が産気づいた。
栗毛の牝馬、スイングウィズミー。彼女は馬房をウロウロしながら我が子を産もうと必死だった。
しかし仔馬は逆子。仮に生まれても競走馬となれる確率は低く__それどころか、まず生まれるかすら怪しい。細い後脚が産道から覗いていたが、このままでは助からないかもしれない。
だが、奇跡は起きる。
偶然ゲストハウスに手練れの獣医が宿泊していた。彼が出産を手伝い、何とか無事に真っ黒な仔馬が生まれた。小さな黒い仔馬は、細い脚を必死に起立させて自分の体を起こす。数分もすれば仔馬はスイングウィズミーからお乳を貰い始めた。
しかし一歳となっても仔馬はあまりにも線が細く、小さいままだった。
このままでは競走馬にはなれないだろう、と誰もが思った。馬主の神代信二郎は「ここで繫養し、乗馬やセラピーなどの仕事を模索する道も視野にある」と言った。
だが仔馬はそのような人間たちの心中を察したのか、突如成長を始めた。反骨精神の塊のような馬だった。そして少し遅れて、馬は競走馬への道を歩み始めた。
神代はこの仔馬の名付けをあの獣医に委ねた。そして馬に名が付いた。
表向きは高級テーラーだが、実は世界で暗躍するスパイの世界へ身を投げた男の名だ。映画『スパイ・イン・ザ・ニューヨーク』の主人公からとって付けられた。
そうしてその漆黒の馬は、多くの人々の願いを背負って走り始めた。
黒曜石の如く輝く馬体に、切れ味抜群の末脚を携えて。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内