Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
河童の皿箱
2025-04-02 09:27:13
53202文字
Public
遊戯王:長め
Clear cache
Export ePub
その男は、能楽師であった。
あるグループがグループになる前、昔の話。
※捏造の濃度が高い。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
荒波は年明けの僅かな間だけ凪いで、小舟の上でもまた、休息がやってくる。
小舟の上で眠る3人の内側には、いつしか小さな小さな世界が生まれていた。
磯と、滝と、そして川がある。
滝は、大量の水を注ぐ。
磯は、水を溜め広がる。
川は磯と滝を繋ぎ、水を運び続ける。
滝に巣食う蜘蛛は、その手で技術を操る。
磯に横たわる龍は、今か今かとその時を待っている。
川を遡る鯉は、ただただ実直に泳ぐ。泳ぐ。
年が明ける。また世の荒波はうねり、小舟を大きく揺るがす。
それでもなお、鯉は泳ぎ続ける。鯉の起こした小さな波が、滝へ、磯へと。
龍と蜘蛛は波を享受し、また新たなものを産み出した。
蜘蛛は理想を現実にし続ける。
龍は得た現実から新たな手段を模索し続ける。
鯉は得た手段を検討し、さらに泳ぎ続ける。
水が流れる。なおも泳ぐ。そして波立つ。
朝日を受けて、夕日を受けて、月明りを受けては、水は煌めく。
煌めく世界は、その輝きを増していく。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内