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紫輝
2023-12-09 10:28:10
36253文字
Public
リオヌヴィ
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1000字くらい作文詰め合わせ
短いものの詰め合わせセット。書いたら増えます。(最終更新:01/10)
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インスタント・テアトル
ガツッ、と、足元から嫌な音と感触。同時に揺れる視界と、後方へと傾ぐ身体。どうやら無駄に高い踵が小石か何かを踏んだらしい。
ここで集力を止め体勢を立て直すべきか、多少無理をしてでも続けて今を好機とこちらへ向かってくる敵を薙ぎ払うべきか。掌で形を成しつつあるエンブレムとその先の敵性生物の事を考えながら知らず舌を打つと同時に、背が何かに触れる。それは慣れた温もりを持っていた。
「そのまま。俺が支える」
耳元で響く低音と押し包むような気配が心地良い、などとあまりにも場にそぐわぬ思考を脇にやり、声の導くまま掌に意識を戻す。まるでエスコートでもするかのように腕を掬い上げられたのと、術が織り上がったのがほぼ同時。
「撃て」
低い声が囁いて、充分な水元素を湛えたエンブレムが輝く。向かって来ていた敵性生物が凍りつき、水に巻かれて消えていくのを傾いた視界に収めてから、ほう、と息をついた。
「また助けられたな。感謝する、リオセスリ殿」
「どういたしまして。間に合ってよかった」
見上げた先でフロスティブルーが笑う。ヒールは無事かい? と首を傾げられて彼に支えられるまま確認したそれには目立った傷もなく、問題なさそうだと答えればそれはよかったとこそばゆい程に恭しく地面に立たせてくれた腕が離れていった。
右手へ目を落とす。握っては開き、先の一連の瞬間を思い返せば、心が舞い上がるような感覚があって。
「まだ鼓動が速い」
「ときめいてくれたようで何よりだよ」
思わず浮かんだ
微笑
えみ
に、さも愉快げにリオセスリはその肩を揺らした。
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二人がいればそこは劇場。
※以下一部始終を見てた二人の話です※
淑女たちの語らい
「あれが『呼吸』なの絶対おかしいわよね」
「当然のように受け入れているあの方もあの方だと思うが」
戦闘により乱れた髪を後ろに払いつつため息をつけば、銃をホルダーへ収めたクロリンデからやれやれと言わんばかりの答えが返る。
「わかるー。普通ならキャパオーバーよね、あんなエスコートされたら」
詠唱補助だけ、照準合わせの補助だけ、反動を流す補助だけ、それぞれなら気が効くのねありがとう助かったわ、で済むけれど、全部載せされてしまえばそれは過剰なのだ。加えて呼吸するようにそれをやってのける男が体格も顔もついでに声もいいとなれば完全に食あたり待ったなしである。まあそれを受けるのは自分ではなく女子として隣に並ぶのを躊躇うほどの美人であるから、外から見ている分には目の保養ではあるのだけれど。
とにかく絵になるのだ、あの二人は。ツーショット欲しがる人は沢山いると思うのよね、と友人の記者がため息をつく気持ちがよくわかる。フォンテーヌの乙女は華やかなものが好きだから。
「末長く睦まじくあってほしい。この国のために」
「アタシもそう思うけど真顔で言わないで。おかしくなっちゃう」
大真面目に言うクロリンデに思いきり吹き出す。そういえば「あの二人が仲良い限りフォンテーヌは大丈夫さ」とあの子も笑っていたっけ。大概二人に懐いている、新しくできたもう一人の友人の事を不意に思い出したりなんてして。
今日のマカロンは砂糖控えめにしようと決めて、見上げた空はどこまでも青かった。
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ツッこみたいじゃんあんなの見たら(ナヴィア嬢)
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