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紫輝
2023-12-09 10:28:10
36253文字
Public
リオヌヴィ
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1000字くらい作文詰め合わせ
短いものの詰め合わせセット。書いたら増えます。(最終更新:01/10)
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異国の空を口説かないで欲しい
「おっと、雨か」
ぱたりと頬を叩いた水滴に傍らから美声が響く。ひと呼吸遅れて自らの鼻の頭にも落ちたそれにほんとだと呟いたかそうでないかのうちに、雨足はみるみる勢いを増した。慌てて飛び込んだ軒下から見える世界は白くけぶっている。
「賑やかだな」
雨粒が色々なものを叩く音にくつりと喉を鳴らすリオセスリは突然の雨にもうんざりしているようには見えない。
「やっぱり慣れてるんだね、雨」
どころかまるで微笑ましいものでも見るかのように口にする横顔に声をかけると彼はひょいと眉を上げ。
「ん? まあ、一応フォンテーヌの人間だからな。それに
…
心のまま泣けるのはいい事だろ?」
穏やかにそう呟いて、それからゆったりと笑う。
「たくさん泣いたら笑顔を見せてくれると嬉しいよ」
空を見上げるフロスティブルーがどこを
――
誰を、という表現の方が正しいかもしれない
――
見ているかなんて一目瞭然だ。さすがのリオセスリでもここから遠く離れたフォンテーヌの空模様なんて知りようもないのだろうけれど、きっとそうせずにはいられないのだろう。
「
………
何日逢ってないの?」
「そろそろ一ヶ月」
雨空を見上げて微笑み甘く優しく囁く男前の火力なんて語るべくもないのだ。危なかった、と。俺がヌヴィレットか普通の女の子だったら恋に落ち(直し)てた、なんて思いつつ首を傾げると、ため息混じりの答えが返る。うん、フォンテーヌは雨こそ降っていなくても曇り空ではありそうな気がする。
「
…
遠慮しないで使ってね、塵歌壺」
「ああ。ありがとう」
対価とか便宜とかそういうのほんとに気にしなくていいから。
思わず大真面目に口にしてしまった言葉に、リオセスリが苦笑しながら竦めたその逞しい肩越しに見える空に光が差しているのを見て思った。空模様を司る精霊とか、ここにはいなきゃいいけど
――
と。
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リ殿普段のかっこよさとヌ様のこと考えてるときに出るかっこよさの質が違うと思ってるんですけど後者の方が真っ直ぐ刺さる人多そうだなって
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