紫輝
2023-12-09 10:28:10
36253文字
Public リオヌヴィ
 

1000字くらい作文詰め合わせ

短いものの詰め合わせセット。書いたら増えます。(最終更新:01/10)



あいつじゃなければ秒で落ちてる


 ヒュン、と くうを切る音にそちらへと顔を向ける。雷元素を纏った矢が飛んでくるところだった。武器で払い落とすなどという芸当は舞台上でしかやったことがない。けれど痛い思いをするよりはと剣を構えた、その目前に水の壁が湧き上がり、直後に凍りついた。雷元素と氷元素が超電導反応を起こす。激しい音に驚いて、氷のキャンバスを走る稲妻が えがく瞬きの絵画に束の間見惚れた。
「怪我はないかい?」
 降ったのは低く落ち着いた声。その主たる男の向こうには、今し方指を鳴らす音一つで水元素を壁へと変えた白銀の背も見える。
ない。ありがとう、助けてくれて」
「これくらいお安い御用だ。君が怪我をするとヌヴィレットさんが悲しむからな。勿論俺も。無理のない程度にな」
 ぽん、と肩を叩き大きく笑った男は白銀の立ち姿へと駆けていく。
 それを半分惚けたように見送って、吐き出したため息は思ったより大きかった。
「あれを真正面から浴びてて平然としてたヌヴィレットが信じられない」
「あんなの勘違いするなって方が無理だよね」
 もっと情緒を育てる手助けをするんだった。いや育てていたら今はなかったかもしれない。であればこれでよかったのかも
 首を振り振り、うんうんと唸る自分の横で、放られた小石を風の力で撥ね飛ばしながら少年がああいうところほんとさぁ、と呟く。
「良い男に捕まったなぁ、ヌヴィレット」
 言い方、と笑う空の向こうで、凍結反応を起こした水元素がキラキラと輝いていた。

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このヌ様はセスリ殿近いのわかっててそっち見もせずに指鳴らすしセスリ殿は何にも言われなくても綺麗に合わせて凍らせてくれると思っています
ついでにセスリ殿はこういうことしれっとやる罪な男だとずっと思っています。発揮されるの自分が懐に入れた(い)人相手の時だけだから事故ってないだけ