camellia57
2025-12-13 19:47:56
38479文字
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降っても晴れても 君の隣で(川玉SSまとめ 26.5.18更新)

川瀬エンド後の川玉小話まとめ
下に行くほど新しいです
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「上手になったね」
 湯船に浸かりながら一息ついていると、背中から私を抱き締めながら川瀬がそう言った。
「? 何の話だ?」
「伝わらなかった? 上手に動けるようになったねって言ったんだよ」
「!!」
 なにを言い出すのだこいつは。
 先ほどまでの行為を思い出して顔が熱くなる。
 いや、川瀬のことだから思い出させるために言っているに違いない。
「さっきも言ったけど、君、聞こえてなさそうだったから。上手くできたら褒めてあげないとかなって思ってさ」
 こんなに頻繁に身体を重ねていればそれは慣れるだろう。
 ……川瀬が求めてくるから応じているだけなのだ。それに、
「私が痛がってる方がお前はいいんだろう?」
「なにそれ?」
「お前が言ったんだろ。その方が気持ちよくなれるって」
…………。あぁ……。真に受けて、気にしてたの?」
「べつに」
 気にしてなどいないが?
「恋人のつらそうな顔より気持ち良さそうな顔の方がいいに決まってるでしょ」
 腰に回った腕に力が籠められて、川瀬の胸にもたれる格好になる。
 私の顔を覗き込んで頬に軽く口づけた。
「も、もうしないぞ……
 わかってるよと軽く笑う。
「否定しないんだね」
……朝が来るまではな……
 だから、今は。
 振り向いて唇同士を重ね合わせる。
 驚いた川瀬の頬が紅く染まる。
 ……風呂でのぼせたということにしてやろう。
 私も、同じだから。