camellia57
2025-12-13 19:47:56
38479文字
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降っても晴れても 君の隣で(川玉SSまとめ 26.5.18更新)

川瀬エンド後の川玉小話まとめ
下に行くほど新しいです
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「玉森くんさ、俺になにか言う事あるんじゃないの?」
「な、ない。隠してることなどないぞ!!」
 触れてた肩がびくりと動いて、わかりやすく目を逸らす玉森くん。
 別に最近の玉森くんの行動に疑わしいところがあったわけじゃない。
 どういう反応をするのかなって試してみたくなっただけだ。
 心当たりなんて何もないって顔をしてくれるかなって。
 それか話題の店のオムレツライスが食べたいだの、何処に行きたいだの我儘を言ってくるかなって。
 俺は隠し事の話なんてしていないのに。
 これじゃあ『ある』と言っているのと同じだよ。
 それを聞かずにいられるほど俺は優しくない。
 頬を両手で掴んでこちらを向かせる。
「俺の目を見て言って? 嘘をつくならどうしたらいいか……覚えてるよね?」
 できるだけ甘い声で玉森くんに声を掛ける。追い詰めすぎず、でも逃げられないように。
 見つめ合う玉森くんの青い瞳が震える。
「す、すまない……
…………
「い、言うほどのことでもないと言うか……。お、お前も気づいてるなら私に言えばよかっただろう……。嫌な気持ちにさせたなら悪かった……。でもちゃんと洗ったぞ?」
「?」
……私がお前のシャツを羽織ってみたことを怒っているのではないのか?」
「は?」
「あ、洗う前のやつだ! す、すぐに脱いで洗濯したし! に、臭いもついてなかったと思うのだが、どこでわかったのだ……?」
 いや、そんなことで怒らないけど。
 ていうか知らなかったけど。
 いつそんなことしてたの。
 額を押さえて黙ったままの俺が怒っているのかと誤解した玉森くんが自白を続ける。
「お、お前は細いから、あまり私と体格が変わらなそうだというちょっとした好奇心でだな。た、多少やましい気持ちはないこともなかったが……。私よりでかいんだなと思ったりはしたが……。あ、一度だけしかしてないぞ!」
 最初に浮かぶ隠し事がこれって。玉森くんは本当に……
 笑ってしまいそうになる気持ちを堪えて「いいよ」と言えば玉森くんがほっとした顔をする。
「俺の前でもう一回してくれたら許してあげる」
……は、はぁ!?」
 無条件で、なんて言ってないからね。
「いいでしょ?」
 渋々頷く玉森くんを立ち上がらせて手を引く。
「どこに行くんだ?」
「寝室に決まってるでしょ?」
「!?」
「風呂場でもいいよ。選ばせてあげる」
 さすがになにかを察した玉森くんが顔を赤くする。
「どっちがいい?」
 もうしばらくは玉森くんの困り顔を堪能できそうだ。
 悩む彼の顔を見ながら笑みが溢れた。