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camellia57
2025-12-13 19:47:56
38479文字
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降っても晴れても 君の隣で(川玉SSまとめ 26.5.18更新)
川瀬エンド後の川玉小話まとめ
下に行くほど新しいです
リンク先R18はパス限
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玉森くんといるとおかしな幻想世界に連れ込まれることばかりで、多少のことでは驚きもしない。そもそも幻想が解けても蛙が消えないのがおかしいし。もう疑問にも思っていないけど。
でもこれはどうしちゃったんだろう?
「川瀬? 私の頭になにかついているか?」
玉森くんのくせ毛の両側に猫の耳が見える。
「
…………
玉森くんには見えてないの?」
「な、なに!? お、お前には何が見えているのだ!? へ、変なものが憑いているのか!?」
祟りかなにかだと勘違いしたのか正面を向いていた耳がぺたんと伏せられた。
……
怖いのかな?
猫耳が見えている場所に手を伸ばしたけれど触れることはできなくて、そのまま玉森くんの頭を撫でて誤魔化した。撫でているうちに伏せられた耳は軽く立って外側を向いた。
耳があるってことは尻尾もあるのかとちらりと後ろをみたけどそれは生えてなかった。
俺だけに見えている幻覚なのかな。
「気のせいだったみたい」
「そ、そうか。ならいいのだ
……
」
このまま顎をわしゃわしゃしてしまいたくなるけど、そんなことをしたら耳を反らして怒り出しそう。そんな姿も可愛いと思うけど。
「
……
今度どこかに出掛けようか?」
「!?」
また耳が伏せられた。
……
なんで怯えるの?
「嫌だった?」
「な、なにを企んでいるのだ
……
?」
「毎日勉強を頑張っている君を労おうと」
「嫌味か!?」
あ、怒った。耳を見なくてもわかる。
怒らせるつもりはなかったんだけど玉森くんを喜ばせるの、難しいな。
「新しくできたカフェに行きたがってたでしょ。名物が食べたいんだっけ?」
耳がピンと立つ。
「私が言ったことを覚えていたのか! そうなのだ! その店のオムレツライスが美味らしくてな! エクレールのものと食べ比べなくてはと思っていてな!」
ぴょこぴょこと猫耳を動かせてキラキラした目で俺を見上げてくる。可愛いな。
腰に手を回して抱き締めると動揺したらしく「な、なんだ!? 今日の川瀬はおかしいぞ!?」と慌てた声が聞こえる。押し返されないってことはこのままでもいいのかな。
「そうかもね」
猫耳が見えるなんて普通じゃない。耳にばっかり気を取られて玉森くんの顔を満足に見れないし。そろそろこの幻覚が消えてくれないかなと思って目を閉じる。
「川瀬?」
呼ばれて目を開けると玉森くんのくせ毛が揺れていて、いつも通りの玉森くんがそこにいた。
頭を撫でてももう猫耳は見えないけど、心地よさそうな顔を見て思わず口づけると真っ赤な顔の玉森くんに「急にするな!」って怒られた。
玉森くんの機嫌を取るの難しいなってまだ思うけど、どんな玉森くんだって可愛く見えてしまうんだから俺も相当だな。
「可愛かったから、つい」
たまには正直に言ってみる。
もっと顔を赤くした玉森くんが黙り込んでしまって、その顔も可愛いなって思った。
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