camellia57
2025-12-13 19:47:56
38479文字
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降っても晴れても 君の隣で(川玉SSまとめ 26.5.18更新)

川瀬エンド後の川玉小話まとめ
下に行くほど新しいです
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「川瀬……、その、言いにくいんだが、」
「なに?」
 ベッドの上、向かい合って横になって、寝間着に手を掛けようとしたら「マテ」が入った。
 それは珍しいことでもない。
 ぎゅっと目を瞑った玉森くんが一生懸命俺に何かを言おうとしてる。その顔、可愛いな。
「しょ、少々、多いのではないかと、思うのだ」
「多いって?」
「だ、だからっ……! その……あれだ、」
「あれ、だけじゃわからないよ」
 嘘だけど。
 目を細めて俺を睨む玉森くん。このサヂストめ、って顔してる。
……っ、交合の、回数だ……ッ!」
 交合ときたか。
 多い、ねぇ……
「それは何と比べてのこと? 本にでも書いてあったの?」
 はぁ!? と声を上げた後、真っ赤な顔で俺に反論してくる。
「そ、そんなことは、私も知らんが! 二日に一回は多いだろ!? それに……私の身体が持たない……、」
「君が貧弱なだけなんじゃないの」
「〜〜!!」
 あ、怒った。打てば響いて、本当に可愛いな。
 つい意地悪を言ってしまうけど、玉森くんへの負担が大きいってことはわかってる。
「じゃあ玉森くんはどうしたいの? 減らしたいってこと?」
 いつもより日を空けるとそわそわしだすし、玉森くんから誘ってくることもあるのに、そんなことは忘れているらしい。
「じ、時間を掛ける、方法があるらしいのだ……。その、段階があって……、何日も掛けて、五日目に交わう……と書いてあった」
「ふぅん」
 それを言いたかったのか。
 どこで調べたのかは知らないけど、そこになにか玉森くんの興味を惹くようなものがあったんだろう。
「川瀬は……どう思う?」
 並んで寝ていても隣にいるときの癖なのか玉森くんはちょっとだけ顎を上げて少し上目遣いで俺を見てくる。無意識なその顔が可愛い。
「いいよ」
「へ?」
「君が言う、『何日も掛ける方法』ってやつ、試してもいいよって言ったんだ」
「本当か?」
「嘘ついてどうするの」
 自分で言いながら白々しいなと思う。玉森くんも疑わしそうな目で見てくる。
 でも、玉森くんのやりたいようにやればいいと思っているのは本心だ。
 だって、どうなるかなんて試すまでもなくわかってる。玉森くんは堪え性がないから。

「なら……明日から五日間、私の指示に従ってもらうぞ? いいな?」
「はいはい」
「約束だぞ!」
「玉森くんも忘れないでね」


 五日目を迎えられるかどうか、楽しみだな。