χχχ-medµme アンシーリーコート:探偵不在の事件録【CASE.01】

【CASE.01】探偵不在の密室
※改行が少ないため縦書きリーダー表示で読むことをお勧めします。

【あらすじ】
舞台は暗転し、明かす者は既に無く、彼らはただ取り残される。
これより語るは、探偵亡き世の物語。
彼の者の凋落よりおよそ120年。喪に服し続ける嘗ての右腕が、ひとりの馬子に出会うとき、静止した時は氷解する。
嘗ての友の旅路を辿り、その真実を秘匿せよ。そして拭い去れない夜を覆う──この世界の謎を解け。

ベイカー・ストリート221Bに拠点を構える小説家、エマ=ジェームズ・ワトソンのもとに奇妙な事件の話が持ち込まれる。それは嘗てロンドンを賑わせた探偵小説──シャーロック・ホームズの始まりの物語、「緋色の研究」で綴られた状況に酷似していた。密室で殺害された男。壁にかかれた『RACHE』という血文字。しかしそれらが示すのは、この世ならざる幻想の気配。そしてワトソンがひとりの馬子に出会うとき、黒よりも黒に彩られた真実が示すものは?
〈χχχ-medµme〉第一部、全ての始まりはこの場所に。

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メインキャラクター紹介

エマ=ジェームズ・ワトソン
 ベイカー・ストリート221Bに居を構える小説家。ミステリー作家。その正体は──。

バレル・ホークアイ
 スコットランドヤードの刑事。半馬子。ワトソンの頭脳を頼って221Bを訪れる。

シャルルマーニュ・ハイドノーブル
 謎多き馬子。『黒の一族』ハイドノーブル家の直系子孫。


事件関係者

トーマス・ハリッツ
『RACHE』の血文字を残され、密室で死亡した男性。

アリシア・モントベル
 馬子。純血貴族。原種である馬の姿に変態する能力『原種変態』能力者。

ツェペシ・バートリー
 血統に馬子を持つ混血貴族。ハンガリー出身。吸血鬼。

ジョン・アルブレヒト
 ツェペシの監視を担う神秘秘匿執行官。

チェルシー・ハゥロー
 神秘管理局、神秘編纂課に所属する魔術師。

シャルロッテワルツ・ハイドノーブル
 馬子。『黒の一族』ハイドノーブル家の当主代理。

ロジェールマーニュ・ハイドノーブル
 馬子。シャルルマーニュの息子、次男。突如英国へ渡り、その後の行方が分からない。

アルナイル・モリアーティ
 魔術結社『ウェルズの森の魔女』の構成員と思われる魔女。