はるの
2022-10-07 21:33:22
86681文字
Public X-MEN
 

ムーンレイカー

全年齢|cherik|2022.10.7|DP後、チャールズが人生に一区切りつける話。チャールズの過去をフリ~~~ダムに捏造しています。



インタビュールーム - 08


「おはよう、チャールズ」
 ……ここは……
「どこか、は問題じゃない。そうだろう? ああ、でも君は、足が使えないタイプの私か。困ったな」
 君は……
「ほら、椅子を出してあげよう。座って」
 ……いつの間に、私は座ったんだ?
「いつか、は問題じゃない。そうだろう? それにしても、自分を君と呼ぶのもおかしな話だね。私と呼ぶのもおかしいけれど。まあ、ほかに言いようがないな」
 君――
「君の鳥かごは、ずいぶんと奇妙な作りだね。そろそろ甘い夢に逃げ込むのはやめて、非情な現実に手ひどく犯されてしまってはいかがかな」
 ああ……、すごく、嫌な感じだな。そういう表情をすると、本当に薄情に見えるよ。
「とんだ自虐をどうも。まあ、結局傷つくのは私たちだ」
 ハンクをどこへやった。
「ハンク? ハンクがここにいるわけないだろう? しっかりしてくれよ、プロフェッサー。君は彼に何をした? 激昂させて、悲しませた。彼は君を嫌いになったと、自分でもそう言っていたじゃないか」
 レイブンは……
「レイブン! レイブンこそ、ここにいるわけがない! 君は彼女を拾うべきではなかったな。君は君のさみしさを、君以外に選択肢がなかった無力な少女で埋めるべきではなかった。そのほうが、うんと彼女は幸せに暮らしたかもしれない。少なくとも、あんなふうに死ぬことはなかった。そうだろう? ほら、チャールズ、何か声がしないか? 様子を見に行くといい」
 なに――