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芹沢亀吉
2025-11-03 19:43:35
45065文字
Public
菊タブー
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逃亡先にて
暴虐な軍国主義者の楠木武が大恥をかく物語の通算120話目。かなり濃厚な性描写もあるので18歳未満の閲覧はお断り。そして⚠️が付いている章は食事中には読まないこと!
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爆心地となった東京駅一帯は見るも無残な状態であり、瓦礫の山から這い出てきたキングギドラはかなり衰弱していて地を這うのが精一杯といったところ。
「とどめの空爆、これで終わりだ。さて、尾形博士には最後の仕事としてクシナダヒメを呼んでもらうことにするか。」
今のキングギドラなら通常兵器のJDAM爆弾でも十分息の根を止められるというのが教祖楠木の認識。そのため三沢基地、百里基地の空自にキングギドラへの空爆を指示した時には既に違うことを、具体的には「クシナダヒメ」即ち篠田を如何にして「自分の女」にするかを考えていたりする。そればかりか最初は抹殺を企てていた一ノ瀬の顔写真を見た途端にまたもや欲情し自分の「側室」にしようと考える始末。
キングギドラへの空爆のため空自の戦闘機部隊が首都圏の空域を飛行していると、何と大気圏外から無数の火球が。自衛隊機のうち数機を撃墜した無数の火球は一ヶ月程前関東各地に落下しそれぞれが鋼鉄の覆いを付けられた隕石へと吸い寄せられるように降り注ぐ。
「はぁ、はぁ、はぁ。」
都心への核攻撃後の混乱に乗じ何とか脱走に成功した全裸男楠木が山野を駆けている。最初は教団本部の駐車場に停めてあった高機動車を奪い脱走したもののその高機動車が横転し結局走って逃げる羽目に。つい先程関東各地に降り注いだ無数の火球のうち一つがすぐ近くの鋼鉄の覆いを付けられた隕石と衝突し凄まじい衝撃波が発生したからだ。
「お、おかしい、こんなに早く息が切れるなんて。」
おかしいも何も全裸男楠木は元の世界にいた頃から運動不足のブヨブヨ体型なのだから走ればすぐ息が切れるのは至って当然のこと。
「ええい、もう一走りだ!」
息を荒げながらも再び走り始めた全裸男楠木の視界に不思議な光が入ってきた。全裸男楠木がその光に誘われ進んでいった先にはおぼろげな光を放つ隕石があり、周囲に散らばる夥しい数の金属片は火球の衝突により粉々になった鋼鉄の覆いのもの。全裸男楠木が光る隕石に近寄ろうとしたその時、おぼろげな光が激しい閃光に変わった。
「ま、眩しい!うわーっ!」
火球の衝突により鋼鉄の覆いが粉々になった隕石全てが放つ閃光の凄まじさはすぐ近くにいた全裸男楠木が仰向けに転倒し動けなくなる程。それらの閃光は全て流れ星のように都心の爆心地にいるキングギドラへと降り注ぎ、全身に夥しい閃光を浴びたキングギドラはみるみるうちに生気を取り戻していく。
先程の瀕死状態から一転、核攻撃される前よりも大幅に強大化したキングギドラにより関東全域を覆う暴風雨は激しさを増し、渋谷に群がるウヨポネ教徒共は転倒者が続出し中には身体ごと吹き飛ばされる者も。
「あぁ、すさのお神祖様が負けるはずが無ぃい!!スサノオチャチャチャ!!」
懸命な祈祷(笑)も虚しく、通江は瞬間風速95mの猛烈な暴風雨に吹き飛ばされ意識を失った。命を落とさずに済んだのは祈祷(笑)の賜物か。
強大化したキングギドラの周囲は巨大な積乱雲が柱状に連なり、まさしく台風の目そのもの。キングギドラ復活は瞬く間に世界中に知れ渡りキングギドラが操る巨大な積乱雲による暴風雨は台風とされ、「一つにして無数」を意味する「ギドラ」と命名された。その暴風雨もとい台風は日本国内では台風0号と呼ばれ、勿論これはキングギドラの仮称、モンスター0に因む。
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