DRRV11037
2025-06-13 12:11:00
28595文字
Public
 

DRRV: Prolonged 前編



え?」

これまで一度も声を発さなかった緑のヌイグルミの乗ったロボットが言った。

『モ、モノダム!なんで、ミーの台詞を言っちまうんだよ!』

「ま、待ってください。どういうことですか?」

「な、何かの聞き間違えかしら?」

『コロシアイ、ダヨ。』

モノタロウが驚いたようにロボットの腕を振る。

『あっ!また言っちゃった!』

『ムキー!怒ったぞー!モノダムなんかエグイサルで叩き潰してやるぜッ!』

『もー、仲間割れしてる場合じゃないわよー』

『そうだよ!仲間割れなんてしていると、オイラのエグイサルで叩き潰すからね!』

『なんでモノタロウまで参戦してるの?もうっ、こうなったらアタイが4匹まとめてぶっ潰しちゃうんだからね!』

言葉を失った私たちをよそに、モノクマーズは普段通りの様子でふざけあっている。これが……私たちをこの学園に誘拐した目的?殺し合わせるため?

『やんのか、コラァ!』

『何がじゃコラ!何がコラァじゃ!』

『キサマが言ったんやろ、コラァ!』

『噛み付くんだな、コラァ!いつでもやってやるぞ、コラァ!』

モノクマーズの言い争いは苛烈さを増し、いよいよ一触即発の状態だ。

「う、嘘でしょ!こんなところで喧嘩する気ですか、体育館がデストロイですよ!?」

「逃げるなら今のうちかもねー

改瀬さんが慌てている。白跳さんにも焦りが見えた。

「み、みんな、離れるよ!!このままじゃアタシらまで巻き添えに───」

ふと裁門さんの声が飛び込んできた。
そうだ、今は目の前のことを。混乱していた私の脳は、目の前の状況に対応しようと心を置き去りにする。








『おやめなさい