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ちよど
2024-11-16 13:46:37
37826文字
Public
わし様など
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練習1P 300個記念企画短編化まとめ
#練習1P、のタグで書いていたもの。
このたび、読んでくださったみなさまのおかげで300個書けたので記念企画としていくつか短編化しました。
リクエストしてくださった方々ありがとうございました。
ご注意。わし様中心SS。節操なくCP混在しています。
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No.17 カルヨダ、アシュヨダ、ビマヨダ 「わし様に心当たりはまったく無いのだが!!」
■原文■
「愚患者にも理解出来るように説明すると、コレはおまえの子供だ。ドゥリーヨダナ。──ついでにお前にはない神性属性もある。興味深い症例だな」
アスクレピオスの診断に幼い頃の自分そっくりな少年を膝に抱えたドゥリーヨダナは顔色を変えた。独り寝から目が覚めて横に寝ていたコレを発見した彼は嫌な予感がしてこっそりと医務室に来たのだ。その判断は正しかったが、彼は予測出来なかった。いつもと違うドゥリーヨダナの動きに気づかないはずのない男達がいることを。
医務室の扉が乱暴に開かれる。なだれ込んで来たのは聞き耳を立てていた3人の神性持ちの男達だった。
「旦那ァアアアア!!あんたの子供なら誰が父親だろうが俺がちゃんと育てる!!」
「無駄な思考だ。必要なものがあればオレが全て賄う。他は必要ない」
「人ごとのように言ってる奴らと違い。俺はちゃあんと食わせてやれるぜ」
それぞれが自分の子供ではないと認識しながらも育てる気はある様子にドゥリーヨダナは額に青筋を立てた。
「すみませーんっ!!」
怒鳴りつけようとしたドゥリーヨダナに幼い少年の声が割って入る。頭にぬいぐるみ(仮)を乗せたパリスだ。
「そのお膝の上の。その子。あぽ
…
こちらの手違いなので引き取らせてもらっていいですか?」
■短編■
「わし様の子供の頃はそれはもう誰もが見惚れる美少年だったのだぞ!!」
サーヴァント達が集まる食堂でそう自慢した次の日の朝。ドゥリーヨダナはその頃の自分が枕元に眠っているのを発見した。
鍛える前の細い手足、小さな身体。突いてみるとムニュムニュと口元が動くので生き ている。
明らかな異常事態だった。
ドゥリーヨダナはあたりを見回す。いつも共寝をしようとうるさい3人は今日はいな い。彼らにみつかるとどんな騒ぎになるか分からなかった。
そっと子供を抱える。それは軽く、ドゥリーヨダナが小走りに部屋を出ても起きる様子はなかった。
「愚患者にも理解出来るように説明すると、コレはおまえの子供だ。ドゥリーヨダナ」
そして訪れた医務室で、まだ眠っている子供を診察したアスクレピオスの言葉にドゥリーヨダナは顔色を変えた。
「分身とかでなく、子だと?」
「おまえの霊基情報がベースにはなっているが、半分ほどおまえにない神性属性が混じっている。興味深い症例だな」
「わし様は産んだ覚えはないが。そもそも男だぞ」
ドゥリーヨダナの主張に神話時代の医者は首を傾げた。彼の時代では男神でも子供を産むことは珍しくなかったのだ。
それはドゥリーヨダナも似たようなものだった。アシュヴァッターマンの両親とか、 いろいろ心当たりを思い出して彼は額を抑える。 視線を落とした彼の膝の上で子供はまだすやすやと眠っていた。
「
――
まあ、わし様と関係があることは明白だからな。わし様の子として育ててやらんでもない」
そう言った途端、医務室の扉が開く。
なだれ込んで来たのは、朝ドゥリーヨダナを起こしに行ったものの部屋に誰もいなかったため探し 回っていた3人だった。
「日那ァアアアア!! あんたの子供なら誰が父親だろうが俺がちゃんと育てる!!」
「無駄な思考だ。必要なものがあればオレが全て賄う。他は必要ない」
「人ごとのように言ってる奴らと違い。俺はちゃあんと食わせてやれるぜ」
アシュヴァッターマン、カルナ、ピーマである。その全員が神性属性を持っていた。
まるで自分以外が父親のような言いようにドゥリーヨダナの額に青筋が浮かぶ。 誓って言うが、ドゥリーヨダナは3人の誰ともそのような関係を持ったことがない。人をなんだと思っているのか!
そんなドゥリーヨダナをよそに親権争いを始めた3人の男達に、少年の声が割って 入った。
「すみませーんっ!!」
頭にぬいぐるみ(仮) を乗せたパリスだ。弟(偽)の登場にドゥリーヨダナは男達を怒鳴りつけようとしていた口を閉ざす。
「どうした具合でも悪いのか?」
問いかけるとパリスは困ったように眠っている子供に視線を向けた。
「そのお膝の上の。その子。あば・・・こちらの手違いなので引き取らせてもらっていいですか?」
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読んでくださってありがとうございます。
少しでも楽しんでいただけたなら嬉しいです。
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