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ちこと
2024-10-29 20:36:55
56961文字
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poke小説・SS
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【2012年発行個人誌】drip,drop,daydream
2012年に発行した個人誌の再掲です。サトシとラティアスで人魚姫パロのようなお話。
完成版のデータが見当たらなかったのですが、ほぼ同じ内容のはずです。
もう何年も前の作品で、つたないところも多くはずかしいのですが、せっかくなので……。
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「えっ
……
それで、どうなったの?」
アイリスは表情を曇らせながら、カノンへと問いかけた。それはもしかして、とても大変なことではないだろうか。
『ラティアスは必死にこころのしずくを探したわ。街中の水路を巡って、海にだって出た。わたしとおじいちゃんも手伝ったわ。
……
だけど、』
「こころのしずくは、みつからなかったんだね」
デントが引き継ぎ、画面の向こうで、カノンはちからなく頷いた。
「街は? こころのしずくが無くなっちゃって、アルトマーレはどうなったの?」
アイリスは不安げに問うた。こころのしずくになにかあれば、街は大津波に襲われてしまうのではないか。それに対しては、カノンは首を横に振った。
『街は、いまのところはなにも起こっていないわ。たぶん、こころのしずくに触れたのがポケモンだったから
……
アルトマーレの防衛機構は、まだ作動していないの』
「
……
でも、ずっとなくなったままというわけには
……
いかないよね」
カノンはもう一度頷く。
『ラティアスはね、ほんとうに一生懸命に、何日も何日も探したの。すこしは休んだほうがいいって言ったけど、それでもきかなかった。
……
ラティアスは、日に日に消耗していったの』
カノンはうつむいて、きゅっと口を結ぶ。目元に影が落ちて、よりいっそうつらそうに見えた。
『それで、とうとうラティアスは、倒れてしまったの』
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