enoki181
2024-06-21 13:05:09
101489文字
Public リプレイ
 

【CoC】ラプラスの遺言(柑爾×巴)

PL:黝さん、エノキ(KP兼任)
シナリオ https://shirohappa.booth.pm/items/4503304


【宇鷺の話】

KP:巴の言葉に、宇鷺がハッと目を見開く。

君たちを見上げたその目には、淀む赤はもう見られない。
驚いた顔をしたかと思えば、目に涙を貯めるような表情をして君たちを見る。

宇鷺 翔汰:「わ、わるい、ごめん……気が、動転してた」
「てか、えっとなんていうかその、君らがどんな形であれ、とりあえずは久しぶりだね」

金雀枝 柑爾:「ごめんですむかよ……
蹴られたところを抑えて立ち上がる。

鈴鹿 巴:「久しぶり、っていうか……この時代の俺達がどうなってるのかはわからないんだけど」
「それにしても、宇鷺さんピシって決めてて男前上がってるね」
色々怪我しちゃっただろうし、若さんにはあとで手当てしよう。

宇鷺 翔汰:「ああ、うん……積もる話はあるんだけど、一先ずはここを離れよう」

先ほど胸ぐらを掴んでいた奴――過去の自分と同じ姿をしたものはもう動かなくなっていた。蹴飛ばして放置する。

宇鷺 翔汰:「こっち、車着けてるんだ。手当てもしてあげるし、一緒においでよ」

金雀枝 柑爾:「ああ、俺たちも四葉に用事があるんだ。連れてけ」

鈴鹿 巴:「うんうん!じゃあ、お言葉に甘えて……!」

宇鷺 翔汰:「四葉?ああ……まあ、うん。ちょっと待たせることになると思う」
どこか憂いた瞳で。

KP:宇鷺に連れられ、君たちはコンテナヤードを離れて、車に乗り込むことになる。

KP:後部座席に乗り込んだ君たちは、助手席に影を見つける。

大人びてはいるが、間違いなくあの日の刑事――四葉 奏士郎だ。

しかし状況は少し、不穏である。軽傷ではありそうだが、怪我をおって意識がないらしい。瞳を閉じて動かない。

鈴鹿 巴:「え?!四葉さん?!」
「ど、どうなってるの???大丈夫なの??」
あわあわしながら四葉さんは大丈夫なのか様子を窺っている。

金雀枝 柑爾:「待たせるって、これか」
舌打ち

宇鷺 翔汰:「手当はもうしてある」
「さっきゾンビの連中に狙われて、気絶しただけ。命に別状はないよ」

KP:よく見ると、四葉の左目が眼帯で覆われている。

鈴鹿 巴:「あれ?四葉さん、目、怪我したの?」

宇鷺 翔汰:「ああ……うん。ついさっきの怪我ってわけじゃないよ」

鈴鹿 巴:「そっか……10年の間にいろんなことがあったんだね……

宇鷺 翔汰:「10年……そうだね」
「君らは、ゾンビってことでいいのかな。その成長してない姿が何よりの証拠だけど」

金雀枝 柑爾:「違うって言ってんだろ。そもそもなんだその、ゾンビってのはよ」

鈴鹿 巴:「そうそう!ちゃんと生きてるし10年前から来たって言ってるでしょ~?」

宇鷺 翔汰:「はぁ?過去から来た?そんなアホみたいな話、信じられないでしょ」
「だって、君らはもう……」言い澱み、口を引き結ぶ。

金雀枝 柑爾:「俺らは?何があった。話せ」

宇鷺 翔汰:「うーん……過去から来ただのなんだのってのは一旦置いておいて、話しておくか」

宇鷺 翔汰:「君らは10年前に、ヤクザの抗争に巻き込まれて死んだの」

宇鷺 翔汰:「柑爾が不可解な事故で死んだ数日後、巴さんは名の知れない極道一派に誘拐されて殺された」

鈴鹿 巴:「俺達死んじゃうの?!」

宇鷺 翔汰:「あろう事か、君らの死体は未だ見つかってないんだ」

宇鷺 翔汰:「だから、その死体を利用してゾンビが生まれた……ってか、生き返っちゃったんだって思ったんだよ。姿が10年前のままだから」

鈴鹿 巴:「ひぇ……

宇鷺 翔汰:「ゾンビってのは本当につい最近現れ始めた、人間……って言っていいのかな。特徴として、とっくの昔に死んだ人間だったり、今生きてる人間と同じ顔をした奴が現れたりしてるんだよ。クローンって考えるのが分かりやすいのかもしれないけど」

宇鷺 翔汰:「つまり、君らみたいな死人だったハズの人が、生きてこうして歩いている。これがゾンビだって呼ばれてんの」

金雀枝 柑爾:「はあ……ゾンビねぇ……
「なんでまたこんなとこに、襲は俺たちを……

鈴鹿 巴:「なるほど、俺達がゾンビって言われちゃうのもわかったけど……
「そっかぁ、実際若さん危なかったもんね。あれが不可解な事件なのかな?」

金雀枝 柑爾:「ああ、結局やってきた奴のわかんねぇアレ。気味悪かった」
「確かに俺は一度死んだが、そのあと襲と会ってんだ。それで、アイツに焚きつけられてここまできた」
「四葉なら何か知ってるらしいって話だ。頼む、そいつが起きたら話をさせてくれ」

宇鷺 翔汰:「…………にわかには信じ難いけど、柑爾がそんな嘘つくわけない、か」
「なら、この時代のことをもう少し話した方がいいかもね」
「一回、俺が拠点にしてるホテルに行こう」

宇鷺 翔汰:そう言って車を発進させる。

[HO1] KP:彼の笑顔がどこか張り付いたもののように見える。君を警戒しているのだろうか。
そして、もうひとつの違和感。ホテルが拠点と言うが、彼は極道者のはずだ。何故、白狗組に戻らないのだろう。


金雀枝 柑爾:「……テメェ、組はどうした?」
「ホテルが拠点とはおかしな話だ。白狗組がホテル経営してる話なんざ、聞いたことねぇぞ」

宇鷺 翔汰:「……俺が戻れる組は無いし、俺は極道から身を洗ったよ。厳密に言えば追い出されたみたいなもんだけど」
……この10年で星俠会は変わっちゃって」

宇鷺 翔汰:「もっとも、変わったのは白狗組だけじゃないけどな」

KP:そう宇鷺が告げ、不意に車を止める。
窓の外は、柑爾には見覚えのある景色だった。
建物は僅かに違えど、道もなんとなくの景色も覚えている。柑爾の所属する組の事務所のビル前の道だ。

KP:ビルには、中小らしき会社が新たに入っていた。組の事務所がある様子は一切見えない。

宇鷺 翔汰:「黒八鬼組は、組長、そして若頭……つまり、柑爾の死亡により、灰馬組に吸収となった」

宇鷺 翔汰:「俺の組も組長が死んでさ、同じく親元の灰馬組に吸収されたわけ。そこから、灰馬組内でも内部抗争が起こって、構成員も結構死んでる。で、うちの組にいた牡丹華蛇(ぼたん・かだ)ってやつが今、灰馬組の組長をしているってわけ」
「その抗争の間に、俺は組抜けたの。うちの親父から、星俠会の闇を暴いてくれって言われて。動きやすくなるために、ちゃんと踏ん切りつけて極道やめたの」
「今は、裏社会で情報屋専門でやってんだ」

KP:宇鷺は重たい口を閉じる。そうして車は発進し、新たな目的地へと進んでいくことだろう。

金雀枝 柑爾:「オヤジが……?」
呆然と目を見開く。

鈴鹿 巴:大人しく話を聞いている。

金雀枝 柑爾:「……灰馬に吸収されるまではわからなくもない。あそこはうちの上で直系だった」
「けど、なんで牡丹が組長になってやがる。アイツは白狗の若で次期組長候補だったはずだ」

宇鷺 翔汰:「さあね……やめちまったあとだから、わかんねぇ」

宇鷺 翔汰:「でも、牡丹は頭のいい奴だった。口でのし上がったんじゃないかな」

宇鷺 翔汰:「……この街、どんどんおかしくなってんだ」
「近頃は治安が悪くてさ、極道とは無関係なんだろうけど……爆発騒ぎとかパンデミックとか、殺人事件とか、本当に多いんだよね」
「おかしくなってるからかな、たまに血の匂いするんだよね」

[HO1] KP:言われてみれば確かに、相変わらず血の匂いはする。時々ではあるものの、10年前と変わらないのだろうか。ならば、原因は一体何なのだろうか。

金雀枝 柑爾:すん、と空気を吸う。
……胸糞悪ィ」
以降は無言になってしまう。

鈴鹿 巴:「ん〜、これはいけないねぇ。この街に必要なのはやっぱり笑いなんじゃないの~?」
「血生臭い話よりそれの方が気分がいいや」

うへぇ、血の匂いとか嫌だなぁ落語したいなぁ。
難しい話や血生臭い話ばっかりでちょっとつまんないし、若さんにちょっかいでも出すか〜。

金雀枝 柑爾:ちょっかいにはガンを飛ばす。……気は紛れて助かるとか言わねー。

鈴鹿 巴:「そういえば、うちの師匠はまだ10年後でも落語やってるのかな?」

宇鷺 翔汰:「あー、どうなんだろ……ごめん、すぐ出てこない」
「でも、有名人でしょ?ネットで調べるのが早いんじゃない?」

鈴鹿 巴:「そっか、ありがとう」

そう言って師匠の事をスマホで調べてみる。

KP:ネットで調べると、櫃島菖蒲に関する記事を見つける。

KP:2036年である現在も桃樂亭春菊を襲名したままだ。これは、弟子の中から未だに次を継がせられる人物の検討がついていないため、櫃島が襲名しているままである。
また、櫃島は昨今の落語家が多く所属をしている団体のひとつ「杜若落語協会」という団体で、かなりの役職になったことも聞ける。

現在も健康に過ごせているようだ。

桃樂亭片喰の死亡報道動画が見つかり、インタビューで男泣きを見せている。悔しそうにハンカチを持ち、下を俯いてしまう櫃島は、十羅矢に引き続いてしまう弟子の死を酷く悲しんでいた。
「桃樂亭片喰が、確かにこの時代に若者にも親しみやすい落語を広めてくれました。彼の功績たる灯火を、私が老い先短い生涯にかけて絶やさないことが、何よりの餞別だと考えています」とコメントを残していた。

鈴鹿 巴:「師匠……
泣きそうになるので、それを若さんに見せないように俯いてる。
こんなの見られたら笑われるかもしんないし、からかわれたりしたらムカつくからね!

金雀枝 柑爾:「……お師匠さん元気そうだな、よかった」
動画の音声までしっかり聞いて、巴の頭をぽすぽすと撫でる。

鈴鹿 巴:「うん……よかった……
良かったけどやっぱ考えるとつらいよ。でも、若さんがからかうでもなく優しくしてくれたのには少しだけ吃驚したし、ちょっと嬉しい。
若さんの手は暖かくて、俺は拒まずに撫でられていた。


【ホテル】

KP:しばらく走り、車があるホテルの地下駐車場へと降りていく。

KP:手早く駐車させた宇鷺が四葉を抱きかかえ、君たちを案内して歩き出す。

KP:エレベーターに乗り、上へと上がり、彼の拠点たる部屋らしき場所へと辿り着いた。

KP:扉を開けようとすれば、先にドアノブが捻られ、中から出てくる人物が。
見覚えの無い白髪の男性が宇鷺に軽く会釈をする。

早乙女 綴:「ウサちゃんおかえりぃ。あらま、聞いてた通り、ソウちゃん先輩スヤスヤしてんね……ありゃ、お客さん?」

宇鷺 翔汰:「はいはい。話は中でしようね、綴」

KP:見覚えのない男は、君たちににぱっと笑い、先に部屋の奥へと行く。

KP:君たちは宇鷺について行き、同じく部屋に入ることになるだろう。
広々とした部屋は、一瞬簡素にも見えるが、部屋の奥は雑然としていた。無数のコンピューターとモニターがあり、大量のコードが床に這うようにある。

KP:宇鷺は四葉をベッドに横たわらせ、大きめの救急箱を持ってくる。そのまま背を向けて、黙々と手当てを始めてしまう。

早乙女 綴:「オレ、早乙女綴って言うの。暁連合っていう極道組織のヤクザなんだ〜」

KP:手を振りケタケタと笑いながら、早乙女が君たちに話しかける。
宇鷺は、そちらを見ずに「コラコラ」と口を挟む。

宇鷺 翔汰:「きちんと言いなさいよ。潜入捜査してるだけの警察ですって」

早乙女 綴:「え~!ネタばらしがはやいよぅ!!」

金雀枝 柑爾:「つまり、四葉の同僚ってことか」
サツが組に潜入してるのは珍しいことでもないので、そんなに驚かない。

鈴鹿 巴:「なんか、同僚さん愉快な人だね?」
「えっと、俺は鈴鹿……いや、どっちを言った方がいいのかな?落語家では桃樂亭片喰やってます。本名は鈴鹿巴、よろしく」
そういえば宇鷺さんに本名言ってなかったな?と思い出したけどまぁ、大丈夫だよね。

早乙女 綴:「今はヤクザとして扱ってね!潜入中だから!」
「あ~落語家さんねえ……どっちで呼んだらいい?どっちでもいいかな?じゃあ、トモちゃん!」

早乙女 綴:「ウサちゃんとは目的が同じなのと、ソウちゃん先輩とは仲良しだから、今回は協力関係を結んでてね」
「君らも似た感じかな?よろしくね」
手を伸ばし、握手を求める。

金雀枝 柑爾:「……金雀枝柑爾。宇鷺と四葉とは腐れ縁だ」
その変なあだ名つけられんのかよ……ってうんざりしながらも名乗る。

鈴鹿 巴:「うん、もう今は桃樂亭片喰はいないからそれでいいよ」
「まぁ、そうだね。協力者になるのかな。色々とお世話になります」
そう言って早乙女さんに握手する。

KP:早乙女は巴の手を引き、突然ハグをする。

早乙女 綴:「よろしくね!」

鈴鹿 巴:「え?!」
「ええ???」
突然のことにビックリしちゃった。

KP:次いで、柑爾にも同様に手を引いてハグ。
突然のスキンシップに驚いた君たちは、されるがままだった。

早乙女 綴:「カンちゃんだね!よろしく~!」

金雀枝 柑爾:「は????」

KP:二人とハグをし終え、俯いたまましばらく動かなくなる。
様子をうかがっていると、これまた突然、顔を上げてにぱっと笑う。

早乙女 綴:「へぇ!凄いや、神話生物の力使って過去から来たんだ!」
「こりゃ驚いた。ウサちゃん、安心しなよ本物だよ!」

早乙女 綴:「……害はないからさぁ、拳銃仕舞いな」

KP:宇鷺の動きがピタリと止まった。
救急箱から拳銃を取り出して立ち上がり、机に置く。
君たちの方へ申し訳なさそうな顔を浮かべた後に、頭を下げた。

宇鷺 翔汰:「疑ってごめん」

鈴鹿 巴:「え?何も言ってないのにどうしてわかったの??」

早乙女 綴:「オレ、ちょっと変わった力が使えんのよ。サイコメトリーって言ってね」

KP:〈知識〉

鈴鹿 巴:CCB<=75 知識 (1D100<=75) > 9 > スペシャル

金雀枝 柑爾:CCB<=65 知識 (1D100<=65) > 75 > 失敗

KP:巴くんだけ、サイコメトリーについての知識があった。

サイコメトリーとは、その人物の所有物に触れることで、そこから所有者に関する情報を読み取る超能力の一種である。

金雀枝 柑爾:「なにしたかは知らんが、そいつに調べさせたってことか?」
「まあ、宇鷺が俺らを信じ切ってねぇのはわかってたからな……俺だってそうする」

金雀枝 柑爾:「けど、ただ調べたにしちゃぁおかしいことまで、よくもまあわかるな……

鈴鹿 巴:「超能力とかってあるけど、本当に使える人に始めて会ったかも」
「そう、襲さ……いやまぁ、俺達も色々あったんだよねぇ」

ふむふむと若さんの言葉も聞いている。

早乙女 綴:「ウサちゃんから連絡貰ったんだ、さっきね。過去から来たって言ってるけど信用ならないから、力貸してくれって。だからここに来て待ってたわけ」

早乙女 綴:「オレ、物に触っちゃえば、その人の過去とか見れるからさぁ。君たちの服に触れた時に見えたんだ。変な黒山羊と現世でない場所で話してる場面がさ」

早乙女 綴:「……とにかく、事情はなんとなく分かった。君たちはつまり、君たちの時代に起こったことを何とかしたくて、色々調査に来てるわけだ」
「そういうことなら、ソウちゃん先輩も込みで話したいから、また明日来てもらえたりする?」

KP:早乙女が君たちに顔を寄せ、小声で耳打ちする。

早乙女 綴:「ごめんね。今のウサちゃんさ、ソウちゃん先輩が怪我したことで頭いっぱいだからさ。今日の協力は難しそうだから、明日改めてってことにさせて」

早乙女 綴:「一応あの二人、付き合ってもう10年近い熟年夫婦なんだよね。でも最近、ソウちゃん先輩がさ、事件で片目失明しちゃって。そこから死ぬほど過保護なんだよ、ウサちゃん……盲目気味っていうかさ、発狂気味っていうか、なんていうか」
「だから、ごめんね。代わりにオレ送ってくから」

金雀枝 柑爾:「こっちも急ぎっちゃ急ぎだが……まあ、四葉が目覚ましてからでいいか」
なんとなーく早乙女から距離を取る。記憶読み取れるってなんか……やばいな……

鈴鹿 巴:「わ、わぁ……わかったよ。じゃあ今日の所はまた出直すね」
「それじゃあ、宇鷺さん、また」
そう言って出ていこうとする。

早乙女 綴:「あーー!もう!俺と距離とらないで!便利なんだよサイコメトリー!」
「なんとなんと!他の人にも見せられる!ね!お買い得でしょー!」
わざとらしく明るい声を出し、二人の背中を押して部屋を出て行く。

KP:〈聞き耳〉

鈴鹿 巴:CCB<=75 聞き耳 (1D100<=75) > 43 > 成功

金雀枝 柑爾:CCB<=45 聞き耳 (1D100<=45) > 49 > 失敗

KP:部屋を出る前。宇鷺が、四葉の手を握りながら呟いているのが聞こえる。

「奏士郎……お願いだから、俺を置いてかないで……生きてたら、それでいいから」

金雀枝 柑爾:「通販番組かよ」
とか早乙女とやりとりしてるので何も聞こえてない。

鈴鹿 巴:出ていくときに宇鷺さんの言葉を聞いちゃってそれどころではなく「アッ」となって自分とちょっと重ねてしまい何とも言えない顔になる。
柑爾さんが死にかけていた時の自分を思い出してしまった。

そしてその後二人の話に明るく相槌を打ちつつ笑うしか今の俺にはできなかった。

KP:早乙女は君たちを車へ乗せ、運転席に座る。
スマートフォンには、十羅矢から住所が送られてきていた。

鈴鹿 巴:「すみません、この住所の所に送ってもらえませんか?」
俺はそう言って住所が書かれている画面を早乙女さんに見せる。

早乙女 綴:「はいはーい」
二人を送ってくよ~