enoki181
2024-06-21 13:05:09
101489文字
Public リプレイ
 

【CoC】ラプラスの遺言(柑爾×巴)

PL:黝さん、エノキ(KP兼任)
シナリオ https://shirohappa.booth.pm/items/4503304


【???】

KP:華蛇を食い止め、安心したのも束の間だった。
君たちの意識は、不意に暗闇に包まれる。

KP:先程までそれぞれが違う空間にいた君たちは、再会し顔を合わせることになる。

KP:そして、何も無い場所で、君たち二人は立ち尽くす。

KP:誰もいないその場所で、姿のない声を聞く。

KP:「私は、世の理。命を裁定し、生命を慈しみ、人を見極める者。人は我々を、旧き神と呼ぶ」

KP:「此度は、邪神の復活を阻止してくれたことに感謝を述べよう」

KP:「が、貴殿らは人。超常たる力を持たぬもの。それがあろう事か、世の生命の理を捻じ曲げた。それは看過することは出来ない。その命を、在るべき形へ戻さなくてはならない」

KP:「死者は死者で在らねばならぬのだから」

KP:「一方で、先も答えように世に安寧を齎(もたら)したのもまた事実。人の為を重んじるならば、人の子の声を聞くのもまた、私の成すべきことだ。故に、これより裁定を行う」

KP:「その命が果たして、存在すべきものなのか、想いを聞こう」

KP:「人は、時に人同士で繋がりを求める。相反していながらも互いを必要とする悪友ならば手を取り合いながらも時に命を削り合う」

KP:「愛を誓い合う夫婦(めおと)、尊き(たっとき)者ならば手を取り合い、時には口付けを交わす。それが人の育む慈愛の心。人は、人に在るべき形を、提示する」

KP:「では……汝に問おう」

これは巴に向けられた言葉だ。何故かわかった。

KP:「隣に座するものは貴殿にとって、如何様なものなのだ」
「言(げん)と心、取るべき形で指し示せ」

KP:今、神の前の手の中に君たちの命があるも同然だ。君は今試されているのだ。

KP:並べられた、かつて失われた命を。
今か今かと、潰える未来を迎える灯火を。

KP:旧き神は問いかけをする。
鈴鹿巴、君は神に何を示すだろう。

鈴鹿 巴:「……

神だか何だかわからないけど、この神って人に言われて気づくのは釈然としないけど気付いてしまった。
そういえば、若さんと俺の関係って何?ってことに。いや、喧嘩する中とか犬猿の仲とかセフレかなとか、そういうことは考えた時が俺にもありましたよ?

でも、確かに今の俺と若さんの関係って何よ?と聞かれると少しだけ悩む。
死ぬはずだったルートの若さんが死ぬ間際に告白じみたことは言ったけれども、なんの返事も聞いてないんだから。

それに本当は死んだ命が生きている事はいいのか?という問いも考えてしまう。いろんな理由や他者の思惑や考えもあるけど、俺が若さんに死んでほしくないと願って、未来を捻じ曲げてしまった事は否定しない。

だがしかし……

……俺は、世界を救ったんだからご褒美に生きる権利をくれても良くない?って思ってる」

ムスッとした顔のまま俺はどこに神がいるのかもわからないけどそう呟く様に言う。

「あと、俺にとって若さんは……その、えっと……だ、大事な人だから、取らないで欲しい……

最後はもじもじと言ってしまったが、言いたいことは言ったつもりなので後悔はしていない。そうして俺は若さんの前に立って守るように手を目一杯広げる。
まぁ、小さいから全然守れていないと思うけど。