enoki181
2024-06-21 13:05:09
101489文字
Public リプレイ
 

【CoC】ラプラスの遺言(柑爾×巴)

PL:黝さん、エノキ(KP兼任)
シナリオ https://shirohappa.booth.pm/items/4503304


【再びホールへ】

KP:車で劇場へ到着し、襲や十羅矢と合流する。

KP:君たちは空を見上げた。

そこには、奇妙な現象が広がっている。
夕暮れの空の一部が壊れたガラスのように砕け、雲間からは夜空が見える。奇妙な星の配置と、不可解なオーロラのようなもの。

KP:そして地上には、この空やこの日の意味を知り、動き出した極道たち。
芸術祭は最早、抗争の中心地となっていた。殴り合うのは西と東の極道だ。

KP:あらゆる情報から考えるとするなら、今日この地にハスターと呼ばれる風神が招来するのだろう。もたらされる被害は計り知れない。

KP:そして、クトゥルフという海神も同じく、世界に暗雲をもたらす。
世界の終末、それは大袈裟では無いのだろう。

KP:警察官や警備員たちも止めに入ろうとするが、あまりにも人数が多い。

だがそれよりも、上手く制圧できない理由はもうひとつある。

十羅矢 椎:「……人の、壁」

KP:十羅矢がやっとの思いで呼吸を整え、呟く。

KP:確かに、この光景を一言で表すには十分だった。
硬い表情の人間が棒立ちで立ち尽くし、壁を作っているのだ。

KP:そのせいで、抗争中の極道者たちに、簡単に近づくことが出来ない。
息を止めてしまいそうなほど異端な光景だった。

KP:〈目星〉

鈴鹿 巴:CCB<=60 目星 (1D100<=60) > 27 > 成功

金雀枝 柑爾:CCB<=75 目星 (1D100<=75) > 88 > 失敗

KP:壁を作る人々の中には、同じ顔の者がいることに気付く。

鈴鹿 巴:「うえ、何この壁?!同じ顔の人が何人もいるよ~?!」

[HO1] KP:先日見たばかりの、暁連合の人間……若頭の男の顔がある。これは、件のゾンビだろうか。

金雀枝 柑爾:言われて人の壁を観察し、何かに気付いて眉を顰める。

……暁連合の若頭の顔がある。ゾンビじゃねぇか……

胸糞悪そうに。

鈴鹿 巴:「あの人までゾンビになってるの〜?!しかも大量に?!ゾンビって、ほんとなんでもありなの??」
ひぇっっとなって若さんの後ろに隠れてしまう。

KP:黒山羊はその光景を見て首を捻る。
そして、君たちの方を見上げた。

黒八鬼 襲:「二人とも、時間が近づいている」

黒八鬼 襲:「まもなくこの世界に、滅びが訪れる。恐らく、このままでは免れることは出来ない」

黒八鬼 襲:「この地に神が訪れようとしている。しかも、一体では無い。遅れて他の神も招来するだろう」

黒八鬼 襲:「というわけで、未来の見学ツアーはここまでだ。あとは……そうだな。もう一つ」

KP:黒山羊が話すのを一度やめたタイミングで、早乙女と四葉が車から降りてくる。間に合った、と言って。

KP:こちらが何かを言う前に、早乙女が巴に何かを渡す。

KP:それは、十羅矢の日記だった。

早乙女 綴:「そこにいる彼が書いていた本当の日記だよ」
「何とか間に合ってよかった……魔術の解呪が終わったよ、ちゃんと読めるはず」

早乙女 綴:「……これで、なんとかなりそ?」
最後に聞いたのは、十羅矢に向けて。

KP:十羅矢は、少し恥ずかしそうにしながらも「まぁ」と言葉を返す。

十羅矢 椎:「これが二人のためになれば、と思うよ」

早乙女 綴:「ため~?いやいや、見た感じ、これが一番使えるものでしょ。重要だよ!」

早乙女 綴:「ついでに、サイコメトリーの仕掛けもしておいたから。日記にまつわる記憶、見れるようにしちゃった。十羅矢クン、許してね」

KP:十羅矢は、バツの悪そうな顔でため息をついた。
それを見た黒山羊が面白そうに笑う。

金雀枝 柑爾:「十羅矢のことは変なあだ名で呼ばないんだな」

茶化すように言って、早乙女、四葉、宇鷺を見遣る。

「あー……なんだ、助かった」
「ここがどうなるか知らない……というか、無事でいられるのか?わからないが、お前らが変な死に方すると俺の寝覚めも悪いからよ。生きてくれ」

早乙女 綴:「だぁって今が初対面だし~?俺だって礼儀はなってるんですー」

鈴鹿 巴:「え、これが、十羅矢の本当の日記?」
「ありがとう、十羅矢、乙女ちゃん……こんな未来にしないために、俺頑張るから!」
十羅矢の日記を受け取って2人にそう言う。

サイコメトリーの仕掛けもしてあるってどんなものが見れるんだろう?と少しワクワクもしながらそれを大事に懐にしまって皆に顔を向けると口を開く。
「皆、本当にありがとう。大変かもしれないけど、生きててほしいな……本当に、危なくなったら逃げるのも手なんだからね!無理しないで!」

鈴鹿 巴:「え?でも乙女ちゃん、俺、初対面であだ名付けられたけど?」

四葉 奏士郎:「はは、これなあ、どーなんやろなあ……ま、しぶとくここまでやって来たし、なんとかなるんとちゃう?」

早乙女 綴:「目を見て顔を見て握手してハグしたでしょ~?そこまでしたらよくない?ねえ?」

鈴鹿 巴:「まぁ、確かに……?」

金雀枝 柑爾:「初っ端から馴れ馴れしかったと思うが……?」

早乙女 綴:「え~~!いいじゃんか~~!!」
「ま、なにはともあれさ。トモちゃん、カンちゃん。二人に会えてよかったよ。ソウちゃん先輩やウサちゃんの話す、死んじゃった君たちの話しか俺は知らなかったから」
「気を付けて帰ってね」

十羅矢 椎:二人を見て頷く。
……健闘を、祈っています」

宇鷺 翔汰:「うん、じゃあね。元の時間での俺によろしく」

鈴鹿 巴:「うん、気を付けて帰る!乙女ちゃんありがと!」
「十羅矢も本当にありがとう。また一緒に話せたりご飯一緒に食べることができたり、なんか昔に戻った気がしてとっても楽しかった!」
「宇鷺さん、わかった。元の時間の宇鷺さんにも未来の君イケメンだったよって言っとくよ!ありがとう!」

KP:別れを告げ、君たちは襲に向き直る。

KP:襲の唱える不思議な言葉によって君たちの意識は白に包まれていく。