左右に開く引き戸を開くと、部屋があった。フローリングの床ではない、何かしらの編まれた草で床が敷き詰められている。
「この引き戸、フスマって言うんですよね。授業で習いました。
……この床に敷かれているのは、タタミ」
ジャミルが、授業で習ったことを思い出して、室内に入ると、背後からごちん、と鈍い音。
ハッと気がついて振り返ると、レオナがおでこを抑えて、その場にうずくまっていた。
「どうかしました?」
「どうもこうもあるか!この家はどうしてこう、扉が低いんだよ!」
レオナは叫び、襖の上部を見上げていた。小さくグルル
……と唸る。
「確かに随分扉が低いな、とは感じましたけど
……」
その扉は、レオナとジャミルの間くらいの高さで作られていたようだった。
「きっと、この家の住人はレオナ先輩よりも背が低かったんでしょう。だから、高い扉が必要なかったのでは?」
「お前なあ」
呆れたように呟いて、レオナは、その部屋の中に入った。
その部屋は、畳があること以外は、普通の部屋だった。先ほどのような引き戸が、二人の入ってきたところの奥と左側にある。右側には、引き戸はあるが、その高さは襖よりは低く、出入り口とは別の役目を果たすもののようだ。
「
……ふん、あっちにあるのはオシイレってやつだな」
レオナがそこを見つめながら言った。
奥には、上等な木でできた棚があった。そこには、色々なものが置かれている。
「あの棚、気になりますよね」
ジャミルはその棚が気になったようだ。二人は、和室の捜索を開始した。
棚を調べる
押入れを調べる
引き戸を調べる
和室の探索を終える
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