「そうだ、食器の違和感だな」
ジャミルの言葉を肯定するように、レオナが答えた。
「ええ。もっと言えば、1枚だけ多かった薄汚れた茶碗です。残っていた食器の中であれだけが別格だった」
「猫のものかと思ったが、恐らく、違うだろうな」
レオナの脳裏には、自分たちをこの家に巡り合わせた猫の姿が浮かんでいたようだ。
「
……ええ。茶碗の隣には、平皿もあった。猫に餌をやるのであれば、平皿を使うはずです。あんな不安定な食器だと食事が溢れてしまう」
「確かに、あんな狭い入れ物なら、ひげが当たって仕方ねえよな」
レオナもうん、と頷く。確かに、茶碗のサイズは思ったよりも狭かった。猫が食べていたとしたら、ひげの部分が茶碗の縁に当たり食べにくくて仕方なかっただろう。
「次に、俺が気になったのは、物置です。ここの違和感は
……」
床に落ちていたメモ
大量にあった農作業用具
奥の小部屋
もう一度探索してくる
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