「気をつけろよ」
物置の中は、狭い。人一人通るのがやっとだ。それは、元々この空間が狭いということもあるが、左右に置かれている棚が影響しているだろう。壁に木を打ちつけて作られた簡素な棚。そこには、木箱が乗せられている。上の棚には、釘や画鋲など細々としたもの、そして下の棚には、刃先が鈍く光る鎌があった。それは刃先が欠けていて、ボロボロになっている。随分と年季が入っているようだ。
「
……刃先にコメがついている。農作業に使われていたみたいですね」
鎌を、ジャミルが照らしながら言った。
「こっちの刃物には、木屑がついている。ここには、日常的な工具が置かれているみたいだナァ」
レオナが照らしたノコギリの刃先の窪みには、木屑が挟まっている。
「刃物にコメが付着しているのを考慮すると、この家は農家だったんですかね」
「可能性は高いだろうな」
レオナはうーん、と唸った。
棚の探索を終える
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