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ぱら子
2026-01-13 10:45:37
26376文字
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愛があるが故に
【ルカキリ】現パロで催眠術掛けられる🕯の話がやりたかった
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「よぉフリンズ。今日も天気がいいぞ!」
真っ白な病室のベッドで上で昏々と眠り続ける彼にファルカは明るい太陽のような声で話しかける。
あれから一週間、フリンズは手術により一命を取り留めたが意識が戻らない日々が続いていた。
その間、アルベドがファルカたちの家を調べた結果あの男が仕込んでいた盗聴器が見つかったり、一般人を危険に晒したとして減給処分を受けたり(本来なら停職だがこれまでの功績から減給になった)色々あったが、ファルカは毎日時間が空けば必ず病院に来て、ずっとフリンズのそばに居続けている。
「クレーとドゥリンがな、事情は伏せてるがお前が怪我したって聞いて心配してたぞ」
元から体温が低く白い彼の手を握って世間話をするのがファルカの日課になっていた。
「ニキータとイルーガには隠す訳にいかんから、俺から全部話した。二人からは、何やってるんだと叱られちまった」
一応養父のニキータはある程度察してくれて慰めたりしてくれたが、弟分のイルーガの方は烈火のごとく怒り散らし、一発殴られた。
他にも様々な話を一方的に語り掛ける。彼が目覚める一助になればいいと。
「おっと、もう時間か。また夜に来るからな」
そうしてたくさん話している内に仕事に戻る時間になってしまい、ファルカは立ち上がって眠るフリンズの顔を見る。悲壮感は見せたくないとなるべく笑顔でいるように心がけてはいるものの、やはり寂しさが抑えきれない。
「早くお前の声を聞かせてくれよ」
いつもの快活で大きな声とは打って変わって蚊の鳴くような弱々しい声で呟く。だがすぐに気を取り直してこれも日課となっていた彼の額に口づけをして頬をそっと撫でてやった後、踵を返して病室のドアに手を伸ばした。
「
……
る
…
か
……
」
「っ!」
糸のような細く小さな声が耳に届き、ファルカは思わずバッと勢いよく振り返ってベッドのそばに戻る。フリンズの顔を覗き込むと、ずっと閉じられていた目が開き、ゆらゆらと彷徨ったのちにファルカの顔へと向けられて互いに目が合う。フリンズはファルカの顔を見た瞬間、目を細め花が咲いたかのような笑みを浮かべて、こう言った。
「お
…
はよう、ござ
…
い
…
ます
……
ファルカ
…
さん」
「
……
!あ、あぁ!おはようフリンズ
…
!」
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