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ぱら子
2026-01-13 10:45:37
26376文字
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愛があるが故に
【ルカキリ】現パロで催眠術掛けられる🕯の話がやりたかった
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パーカーのフードを被った男は動画でも撮っていたのか横にしていたスマホをしまいながら残念そうに言った。
明かりに照らされる男の顔を見て、ファルカは過去の記憶を思い出す。
「お前は七年前の
……
」
「へぇ、覚えてるんですか。そうですよ、七年前アンタに逮捕されてムショにぶち込まれた男ですよ」
男はおどけるように笑みを浮かべる。
「六年間ムショの中でアンタへの恨みつらみは募るばかりだった。一年前、ようやく出所して町を歩いてた時、その男と仲睦まじくいるアンタを見ましてねぇ」
それから独自に調べ、ファルカとフリンズが同棲していること知った男は復讐の道具としてフリンズを利用することを企てた。宅配業者を装って接触して軽い催眠術で暗示を掛けた。2、3日ごとに家に来させ、完全な操り人形に仕立てるために何重にも催眠を掛け続け、ついに準備が整った。愛する人に首を絞められ、苦しみと絶望の中で死んでいくのを楽しみにしていたのになんともつまらない、と男は肩を竦める。
「一度、テスト感覚で殺すように仕向けましたけど
……
あの男、なかなかしぶといから完全に堕とすのに苦労したんですよ~結構」
男の話はさっきのアルベドの話が繋がる所が多く、全てはこの男が自分に復讐するためのものだったのだと理解した。同時に大事なフリンズを利用したことに、沸々と怒りが湧き起こる。
「ふざけんな、フリンズはただの一般人だ。俺に復讐したいなら、他人を利用せず堂々と来い」
「こうなった以上、こっちもそのつもりですよ」
男はポケットから拳銃を取り出した。今のファルカは拳銃を持ってない丸腰状態だが、これまでの警察人生でこんなことはたくさん経験した。トリガーを引く瞬間に走り出して、弾を躱して制圧する。もし当たっても致命傷になる部分じゃなければ問題ない。
睨み合いの中で男がトリガーを引いていくのに合わせ、足に力を入れる。だが駆け出すよりも早く一人の男が前に躍り出て、ファルカは全てがスローモーションにように見えた。
「フリっ
…
!?」
その瞬間、バンッと銃声が響く。ファルカは全くの無傷で、目の前で崩れ落ちたのは近くで気絶していたはずのフリンズ。手でおさえている左わき腹からは血が流れていた。
「ぐっ
……
」
「フリンズっ!!」
咄嗟に駆け寄り、フリンズを抱え起こす。荒い息と止め処ない血に冷水を浴びたような恐怖に打たれ、必死に彼の手の上から傷口をおさえる。
「こいつっ!邪魔しやがって!」
一方の男はフリンズに邪魔されたことに苛立って盛大に舌打ちし、また銃をファルカに向けた。
しかし、外からサイレンの音がけたたましく響きだし、数人が倉庫内へと入ってくる。その先頭にいるのはジンやディルックたちで全員拳銃を構えていた。
「銃を捨てて跪け!両手は頭の後ろだ!」
ガイアの言葉に男は銃は高く掲げ、ゆっくりと地面に置くフリをしてガイアを撃とうとしたが、その行動を読んでいたディルックに太ももを撃たれて銃を取りこぼした。そしてジンの「確保!」の声と共に他の刑事たちに取り押さえられ、両手に手錠がかけられた。
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