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戌丸アット
2022-05-29 23:07:22
37730文字
Public
戦国basara
狐七化け、狸八化け
三家(戦国basara)
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「家康!!!」
「なっ!? み、三成! お前、どうして此処に!」
「おや、これはこれは
……
もう少し静かに入って来れないのかね?凶王」
三成が社へと入って行くと慶次が言っていた攫ったとされる男が、家康の腕の包帯を巻いている所であった。
あまりの平和な様子に呆気に取られていると気付けば扉は閉まり、外で戦っている筈の音は一切、聞こえて来なくなった。
「これは、どういう事だっ!」
「それはこっちの台詞だぞ、三成! どうしてお前が居るんだ?」
「なんだ、その物言いは! 謀ったのか! 家康!」
「そんな訳ないだろう! 三朗殿に閉じ込められたんだ!」
「何!? どういう事だ!」
「扉を押してみたまえ、出られないからね」
「なっ!?」
男の言葉を聞きながら三成が押しても、引いても、横にずらそうとしても、扉はピクリとも動かない。
何より外の音が聞こえて来なくなった事が、事の異様さを引き立てた。
そして困惑している家康の横で片付けながら平然と喋る男こそが元凶だと感じた三成は、その胸倉を掴んで詰め寄った。
「貴様!一体、あの狸と共に何をした!!!」
「何も? 特に変わった事はしていないよ」
「
詐
いつわ
るな! ならば何故、出られない!」
凄まじい剣幕でありながらも筋は通っており、何より家康自身も困っていたので2人を見ていた。
しかし三成や家康とは対照的に、男は焦る様子もなく、1人納得したように頷いたかと思うと男は話し出した。
「ふむ、話す事は"契約違反"ではないから良いだろう
……
単に子狸は契約しただけだ、私とね」
「契約だとっ!?」
「そう
……
彼は"契約"したのだ、凶王と東照の縁を修復し前に進めるように」
「私と、家康の"縁"、だと?」
言っている事の不可思議さに目を見開いている2人の表情が余程、面白いのか男はニヤリと笑うと話を続ける。
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