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河童の皿箱
2025-04-02 09:42:52
33860文字
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遊戯王:長め
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娑楽斎が端午の節句を祝うだけ
娑楽斎が端午の節句を祝うだけ
※設定に誤りがある部分あり。未修正。
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なあお前ら、これから2週間ぐらい暇か? どーしても腕っぷしの良い男手が必要でな、手伝って欲しいんだ。
そう問いかける男。名を娑楽斎と云う。対する赤髪の男はファイアと云い、もうひとり、だらけている青髪の男はラゼンと云う。3人の男は公園のテーブルベンチで弁当を広げながら、特訓の合間に休憩をとっていたが、その最中、唐突に娑楽斎がそのような話を始めたのだった。
5月5日、端午の節句なる行事をしたいのだと。ファイアとラゼンは顔を見合わせる。そんな行事は聞いたことがない。端午の節句、ううむ、聞いたことはあるような気もするが
…
なんだったか。ポカンと口を開けた男達に、娑楽斎はいくつかの説明をした。
曰く、その日は男児の健康を祈る日だと。曰く、その日は乙女の邪気を払う日なのだと。まあ由来やなぜかは一旦さておき、季節の変わり目にやってくる悪い気を追い払って、これから良いことありますようにと祈る日なんだ、と。
祭り好きのこの男は、何かと祭りだ祭りだと騒ぎ立てる癖がある。かれこれ1年2年の付き合いでそれをよく知った2人の男は、まぁいつものことか、と。納得している間に、娑楽斎は自分の鞄からいくつかの資料を取り出した。すでに必要な物品の発注は終わっており、これから受け取りに周るのだという。ファイアとラゼンに頼みたいのは、その運搬と飾り付け、そしてちょっとした力仕事だ。細かいことはこっちでやる。急な話で悪いが、手を貸してくれないか、と。
2人の男はそれを聞いて、さてどうすっかな、と。渋る様子に、何もタダとはいわねぇよ。娑楽斎は2人に耳打ちする。ゴニョゴニョゴニョ。ファイアは目を丸くして声を上げるが、ラゼンはニヤリと笑い、まさか俺たちをそんな額でこき使おうたぁ思ってねぇよな、と。娑楽斎もそれを聞いてニヤリと笑い、再びゴニョゴニョ。いいや、もう一息必要だな。ラゼンは挑発し続ける。だぁ、わあったよ。三度ゴニョゴニョ。それにラゼンはうんうん頷き、乗った、と。ファイアは、そんなに高くて良いのか、と問い掛ければ、ラゼンが首根っこ掴んで答える。いいか、こいつの金銭感覚は一般市民のそれとは違う、むしれるだけむしっとけ。娑楽斎は肩をすくめ、聞き捨てならねぇな、と。だが、ファイアもラゼンの意見には同感であった。
とにかく、交渉成立だな。娑楽斎は契約書を取り出して、2人の男にサインをもらい、続けて予定表を渡す。ファイアが目を通すと、それは今までの祭り騒ぎよりも、ずいぶん大規模なようだ。行く場所も多いし、準備の期間も一日二日ではない。娑楽斎は、2人の肩をポンと叩いた。早速だが、明日から頼んだぜ、と。
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