18000字ほど〈後編〉 一次創作BL「レンタル彼氏」物 社会人CP 眼鏡年下大型ワンコ×紺色が好きな、しっかり者だが変わっているところがある美人 ハンドルネーム上の名前は櫂人(かいと)×透萌歌(ともか)です。一日デートと後日談。
〈前編〉
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買って欲しいとねだったんじゃなく、と言っても、櫂人くんは聞き入れてくれなかった。大きな土産のミュージアムショップの袋を持って僕の横を歩いている。それは彼氏の僕が持つべき荷物なのに。
さらに会計の最後、ラッピングを頼んだと思ったら
「これは俺からプレゼント」
と言って、何かをひとつ足してお買い上げしていた。
さらっと、そういう振る舞いができるのが、彼氏で、僕もできる、でも今はできかなったと変に、またくやしく思いながら、「
……ありがとうございます」と言った。
ここから「しおり」通りなら、タイミングによってバスか、タクシーで移動するのだが、携帯の時刻を見て、ゆっくり歩いていくとちょうどバスに乗れそうだと櫂人と門を出て話した。
午後の薄曇りの陽射しは、強くもならなかった。今日は、梅雨の晴れ間で、もしかしたらこのあたりは小雨が降って肌寒いかもと、僕は昨日は予報を何度も見て心配していた。
二人で、ふっくらと蕾が開きそうな生籬の続く坂道を下りて、バス停で、何人か待っている。
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