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美結
2026-01-04 11:46:52
33619文字
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ロール
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🐯👒原作軸SSまとめ
2023年から2025年までのロール原作軸SSをまとめました!
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『夢であえたら』
まだ目を覚ますには早い時間だった。
いつもはおれの方が遅く起きるのだが、昨夜少し激しく動いたせいだろうか。麦わら屋はまだおれの腕の中で寝息を立てていた。あどけない寝顔を無防備に晒す麦わらの一味の船長は、おれの腕の中で猫のように身体を丸めている。
微笑ましい姿に小さく口角を持ち上げたおれが、ひと足先にベッドから抜け出そうとした時だった。
「
……
ス」
「?」
寝言ではあるのだろう。いつもと違ってむにゃむにゃと話す麦わら屋の声に、おれは確信を得た。だから、その名を聞いた時。おれの心臓は一際強く鼓動を打った。
「エース
……
」
思わず麦わら屋の寝顔を覗き込む。魘されているようならば起こした方がいい夢だと考えたからだが、予想は外れた。口元に笑みを浮かべたまま、麦わら屋は寝言を重ねる。
「
……
おれは、大丈夫だ。
……
トラ男が、いる、から」
よりにもよって、聖なる夜が明ける頃合いに夢の中へ現れた。これをクリスマスの奇跡だなんて言うヤツが居たら、おれは間違いなく怒るだろう。
おれが居るから大丈夫だと、そう告げた麦わら屋の目が薄らと開く。
「麦わら屋」
「
……
トラ男。おはよう」
まだ眠たげな声におれは答えず、麦わら屋の頭をそっと撫でてやった。
「何を見た」
「
……
エースが、クリスマスだから会いに来たってよ」
会いに。会いに来ただけなら良いのだが。眉を顰めたおれに、麦わら屋は瞬きを返してから笑う。
「トラ男にもいつか会いてェってさ!」
「
……
いつか、な。出来るだけ早く会えるといいが」
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