「ひとまず、負傷組の手当は終わったか?」
「是的。せやけどやっぱ包帯とかギリやったわ。」
「これからどうするんです?まともに動けるのはりんりんさんとグラさん、強いて言うなら僕とラートさんだけですよ。」
椅子に座り頬杖をついて呆れたようにフィリップが吐き捨てる。肘を置いている机の上には、カラベラフィルムを入れたマグカップも置かれていた。
シアノとルフレは簡易的な手当を受け、眠っている。
「
…面目ない
…」
「気にするな。こうなることを想定してシアノも無理をするなと言っていたんだろう。」
「ただ、ほーんまにどないしようか〜?24時間経つまでここで待っとく?」
「
…そうだな。何も分からない以上無茶は
…」
作戦の実行を諦めようとした時、グラディエーターはラートが先程持っていた本の存在を思い出す。
「ラート、先程の本はあるか?」
「?あぁ、まだ持っているが
…」
彼らはこの本には手がかりになりそうな事が書いてありそうと話していた。しかし突然の攻撃のせいで読み損ねていた事を思い出す。
グラディエーターはその本を受け取りカラベラに見せた。
「カーラ、翻訳をしてくれないか」
「うむ
…表紙には
…」
その表紙にカラベラフィルムは目を丸くした。
「!『2100年、WW3を生き抜く方法』と書かれている。」
その言葉を聞いた瞬間、部屋の空気が一気に変わる。久しぶりに希望の光が差し込んだ。
「おぉ!!とんでもない有力情報じゃないか!!」
「真棒!めっちゃすごいやんラーちゃんプーちゃん!」
樊凌はフィリップとラートにパチパチと拍手を送る。グラディエーターはページを捲りまたカラベラフィルムに見せた。
「そうと分かれば早速中を見ていこう。きっと打開策も見つかるはずだ!任せたぞカーラ!」
「うむ、了知した。このくらいなら任せてくれ。」
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