3話✧燼械

✧執筆協力
ふかひれ。様

✧スチル協力
米2ろう様ふかひれ。様NoE様



時は遡る。

グラディエーターを見送ったラートは階段を降り、シェルターへと戻った。

「グラちゃんもう行ったん?」
「あぁ颯爽と駆け出して行ったぞ」

ラートの答えを聞くなり樊凌は彼の隣を通り過ぎシェルターの外へと駆け出して行った。
ラートは突然の事に驚き、彼が開けっ放しにしたシェルターの扉から顔を覗かせた。
それに気付いた樊凌は「ボクもグラちゃんに負けんくらい頑固者やから〜!」と笑って手を振る。
そして赤い袖をなびかせて走っていってしまった。ラートはやれやれとため息をついてまたシェルターの扉を閉める。

「全く。頑固者ばかりで困るな。」

そんな彼のぼやきにフィリップとカラベラは人の事言えないようなと内心呟いた。