はしびろこう
2026-03-11 23:39:24
28368文字
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マハバ特異点

みんな大好き!1ページ練習のちよどさんが描かれたOPEDがはちゃめちに良くて‥三次創作書かせていただいたらアフターストーリーまで頂戴したっていうこの世の夢みたいな一週間でした‥
こちらに掲載許可頂いてるのでみんなぜひ
最初のOPED
最後のマハバ聖杯戦争後日談
がちよどさん作品です!



作戦会議

 魔力供給どうすんの問題だが、旦那と手を繋ぎながら思いついた。そうだ、霊脈。
 山奥の乱れていないような霊脈に座って旦那を抱えていれば、今よりまともに魔力を貯めることができることだろう。
 体液交換、というのもあるらしいが、10歳以下と体液交換は無理だろ。ナーガが飛んでいた辺りを辿っていけば、いい霊脈だって見つかる。自然の生き物は、そういうところ敏感である。
「旦那、作戦会議しに秘密基地探しに行こうぜ」
「!いく!」
 人払いをして、出かけてくると馬を駆らせる。流石に一人で載せるのは不安なので後ろで支えてやろうと霊体化したまままたがって、危なかったら実体化しようと思ったが、後ろから狙われることもなく――目的の山の麓へ着いた。
 ナーガがいた地域から目指した霊脈はおそらくここだろう。旦那を抱えて目的の地へ。岩場を何度か駆け上るようにしたら。
「神兵だけど、お前は空も飛ぶ馬みたいだ!」
「っはは、そうか?」
 俺の名前なんか知りやしねえだろうが、思わず嬉しくなって、より強く崖を踏んで、サービスした。何度か悲鳴に近い声を上げられたが、それもいい経験だろう。
 断崖を駆け上ること数度、森を抜けること数度。馬を置いてきた地点から大分離れたが、おそらくそろそろ。
 ――あった。祠である。
 小さく、古ぼけた――しかし丁寧に作られた、祠。おそらく、バラモンか神仙が瞑想をしたであろう場所に――霊脈。
「この辺で作戦会議すりゃ人には聞かれねえだろ」
「秘密の会議だ」
 この年頃、秘密というのが大好きなのだ。膝に抱えて、目を瞑る。霊脈から流れる魔力を捕まえて、あぐらを描いて抱きしめる。
「こんな遠くまで、はじめてきた」
「大人になりゃすぐ来れるさ」
「ほんとうか?」
「真面目に修行してりゃな」
「もちろんだ」
 親父の教育と相性が悪くてサボるようになるが、今はそう思ってくれてるならそれでいいのだ。少年特有の柔らかな髪に触れ、顎を乗せる。
「いたい、仮面が刺さる!」
「そりゃすまねえ」
 ぷりぷりと怒る少年の頭に手を乗せて、その上に顎を置いた。
 さて、考えねばならないことはいくつかあるが、ひとつ確認しておかねばならないことがある。
「なあ旦那、ひとついいか?」
「ん?」

 
20250320.