はしびろこう
2026-01-29 21:30:58
25104文字
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メカクレ特異点

メカクレ特異点再録
アシュヨダと、ちらっとパーバソが香るかも
バーソロミュー、アシュヴァッターマン、ドゥリーヨダナ、カルナ、岡田以蔵、最後にパーシヴァルがそっと出てきます



さあみんなで考えよう

 さあみんなで考えよう!
 
「全員ドゥリーヨダナ並に素の打撃力がある」
 カルナさんお墨付きだ。なお折れちゃった当の言葉を放ったカルナさんは、少しずつでも回復するべく礼装のぬいぐるみを抱えている。えらい、かわいい。
旦那星四バーサーカーと同じだけの打撃力をあの船団のみんながもってるっつーことか」
「正確には半分ほどだろう。奴隷貿易船から拾った船員はまだメカクレにできるほど髪が伸びてないと見た」
 メカクレ職人の見立て、というかバーソロミューのメカクレ基準の話である。間違いない。
 つまり、髪が伸びる前に決着つけないと船員全員、二〇〇人強全員が全員星四並の力をつける――と。
「ああああーーー」
 ちょっと考えたくなくて頭を抱える。
「くそ、素敵だ」
「バソミュさん???」
「冗談だよマスター」
「オレの髪型いじらないで‥」
 小指でそっと寄せられながら言われても冗談に聞こえないんですけども。
「いやいや、マスター! この特異点ではメカクレにバフが入る! ということはこちら側も全員メカクレにしてしまえばサーヴァントとして面目を保てるし、マスターも少しは安全だと思うのだが、どうかね?!」
 必死すぎるけど一理というか百理ある。でもオレの前髪だとちょっと厳しいかも?
「カツラは……メカクレに入りますか?」
「ああ――なんてことだ。」
 バーソロミューが懐に手を差し入れれば。
 ある。カツラが。(倒置法)
 オレの髪型に近いカツラがでてきた!こ、こいつ!バレンタインだけで飽き足らず常に持ち歩いていたというのか?!正気で?!
「これを――使える日が来るとは」
 噛み締めないでほしい。噛み締めないで頼む。後ろのインドサーヴァントと以蔵さんの顔を見てくれないかな。
……いつも持ち歩いてるの?」
「風呂以外をいつも、というならいつも持ち歩いていることになるね」
 こんな色男のウインクが怖いことある?
「マスターはそれで行くとして、向こうの戦力が集まる前にはおわらせねばならんな」
 時間制限付きの戦いである。今の時点ですでに、数で押されるのが怖い人数だ。
「少し時間はかけることになるが、交換作戦せんか?」
「聖杯の偽物と?」
「それもあるが、」
 ドゥリーヨダナがバーソロミューを見つめてニヤリと笑う。
「ホンモノと交換作戦、ってやつだ」

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