Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
はしびろこう
2026-01-29 21:30:58
25104文字
Public
Clear cache
メカクレ特異点
メカクレ特異点再録
アシュヨダと、ちらっとパーバソが香るかも
バーソロミュー、アシュヴァッターマン、ドゥリーヨダナ、カルナ、岡田以蔵、最後にパーシヴァルがそっと出てきます
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
作戦会議
「さて、この時代のバーソロミューが聖杯を手にしているわけだけど」
「異議あり! 私だとは決まっていないと思うのだが!」
「これほど明確な時間の無駄はない、黙っていろ」
その異議は非常に残念ですが、原因があまりに明確なので話を進めましょう。カルナさんの言葉に静かにベッドに腰を下ろしたバーソロミュー・ロバーツはそっとカルナさんの前髪をメカクレにし、カルナさんは秒で元に戻していた。
せめて許可をとってからメカクレにしなさい。
如何ともし難い顔をしたアシュヴァッターマンが気を取り直して口を開く。
「船の拿捕とかで手に入れたお宝に混じってたってことか? 海賊なら陸に降りた時換金するために売っぱらうんじゃねえか?」
「残念ながら、私は気にいったものは手放さず持つタイプだから、それこそ聖杯なんて手に入れたらめちゃくちゃ有頂天で部屋に飾ると思う」
売り払わないよ、と小さくウインクを決めて宝石の散りばめられたロザリオに唇を当てる。そのロザリオも、本来は王様に献上されるものだったのを拿捕した船から奪ったものだった、とか言ってたっけ。
そりゃそうか。熱心なキリスト教徒だった彼が、聖杯なんか手に入れたらハピネスすぎて部屋の一番見えるところに飾ることだろう。
「しかし、これで聖杯の場所はわかった、と言うことだな。場所がわかれば奇襲してさっさと特異点修正が可能なのではないか?船団というが、どの船だ?」
「私が置くならば、ロイヤル・フォーチュン号の船長室だろうね」
帆船の見分けとかなかなかつかないけど、そこはバーソロミューがいれば問題ないだろう。目的の場所もわかった。
「いつ決行する?海賊に行動の目安聞いてもわからんかもしれんが」
「ふふ、海賊は規則正しいとも、なにせ朝日と共に出航し、夜間は錨を下ろして眠るからね。特に私の船団は気を遣ったよ。20時消灯だ」
「今黒ひーと徹夜でイベント走ってるバーソロミューが???」
「新しいことを知ると人は戻れないものなのさ‥」
それにこの時代はメカクレキャラのイベントもないし、と続けられそれはそう、と頷く。
「20時消灯、それ以降の飲酒は甲板でのみ許された。夜間の航海は危険を伴う。特に海賊船に乗ってる奴らは酒で糖尿拗らせて目が悪いやつも多かったし、岩礁に乗り上げて船を傷つけたくはしたくないしね」
メカクレ特異点作った当人なくせに結構しっかりしてるな。怖い。正気と狂気のバランスが。
「太く短く生きると決めた、だから短い老い先目に見えるものを好きなもので固めたいのはごく自然な欲求でもあるだろう?」
「その結果がこのメカクレ特異点か‥」
「メカクレというだけで値千金だからね、おお、自らの意思のメカクレ達。最高だ
……
私は、私はこの得意点を壊さねばならないのか
……
!」
ロザリオをぎゅっと握って戒告するように膝の上で手を組んだ。どうしよう。バーソロミューが途中で裏切りませんように。
▪︎
さて、夜である。船団といえど、夜にこっそり奪いに行けば戦闘は最低限で済むのでは?という作戦に賛成し、夜間に決行することにした。今日は一度船を降りた人々も、少し海洋に出て船団で作戦会議をし、明日また降りてくるようだったので海賊は海の上だ。
バーソロミューに船案内を頼んで、カルナさんに抱えてもらって船に乗り込む算段だ。一応令呪がないといざという時何かが起こっても対処できない。
「結構距離あるけど、どうする?泳ぐ?」
「投げられてから最後は目で殺す」
「ある程度他のやつに投げてもらって、目からビームの衝撃で着地点を微調整する、って言っとる」
ドゥリーヨダナのカルナ語解説になんて?とか言ってる暇はない。ひまをください。
「俺が投げればいいのか?」
まかせろ、と出てきたアシュヴァッターマンに、任せたってカルナさんが二つ返事してるけど
――
まかせ、まかせた??
カルナさんに抱えられるオレとバーソロミュー。カルナさんはアシュヴァッターマンに足を任せて、投擲の瞬間に足も使って飛ぶらしい。
神話の生き物達話が早くて助かるの前にただただ怖いことがよくある。奇襲ってこういうこと。
「マスター、これが成功すれば戦闘もほとんどなく帰れるぞ」
周回で死にそうな目に遭うドゥリーヨダナがニコニコとのたまい、それはオレも望むところだ。
「それじゃ、行ってきまあぁぁぁああッ!!!」
「舌を噛むなよ」
行ってきますの途中で投げないで欲しかったけども。
バーソロミューの指示で降りる船を見つけて、一瞬のビームで流れ星のような光の後減速、甲板に着地した。
まだお酒飲んでる荒くれ者達がいたので、ここは露払いくらいすることになるかもしれないけど、と思ったが。
「なんだ?てめぇは」
「船長室に用がある」
「ああ?その前に俺たちに挨拶していきな!!」
ビュッ!拳がすっ飛んできて、カルナさんに当たる。正味あれくらいならそこまでのダメージは
――
。
「
……
ダ・ヴィンチ」
『ま、まってまってまってなにそれ!!』
「マスター。折れた」
おれ、
――
カルナさんが?!?
『ワッ!!メカクレバフ!!』
「なにて?!?」
ゾロゾロ、騒ぎを聞き出して人が集まってきた。
『150%くらいメカクレだと攻撃力が高い!ほぼ数値はドゥリーヨダナの一撃だと思っていい!』
「へえ!なるほど!ってことは?!」
『藤丸くんは一発でももらったらお陀仏だ!りだーーーーつ!!!』
宿屋のおばさま、もしかして免疫力150%バフだったということでしょうか。
そんなことを考えながら、カルナさんに令呪を切って宝具を海に撃って離脱した。
多分壁に当たったスーパーボールの気分を思い知った。蜻蛉返りとか言ってる暇は、ない。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内