はしびろこう
2026-01-29 21:30:58
25104文字
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メカクレ特異点

メカクレ特異点再録
アシュヨダと、ちらっとパーバソが香るかも
バーソロミュー、アシュヴァッターマン、ドゥリーヨダナ、カルナ、岡田以蔵、最後にパーシヴァルがそっと出てきます



おまけ2



 ボフッ。豊満な肉に顔面で突っ込んだ。
「おお、すまんなイゾー」
「おう」
「金は取らんでやる」
「なんでじゃ」
 むしろワシが慰謝料請求する側じゃないがか?と思うのは、階段の途中でドゥリーヨダナが急に立ち止まって自分が突っ込んでしまったからだ。
 階段で急に止まったためまともに男の尻に顔面突っ込むことになった。
 成人男性の尻に顔面突っ込んで嬉しいことなど何もないのになぜ金など払わねばならんのか。
 セクハラァ〜とかいうつもりなのだろうかとも思ったが、ドゥリーヨダナはきょとんとして。
「わし様がこうして喜ばなかった者はなかったぞ」
 リアルかぐや姫の帝みたいなこと言い出しよった。
「そんなわけあるかぁ。どんな国じゃそこは」
「アシュヴァッターマンもカルナも喜んだし」
 いつもつるんでいる時代が一緒だという英雄二人である。男の豊満な尻に喜ぶ文化でもあるんか。
 階段の上であしゅばったーまんとよばれている坊さんが叫ぶ。
「喜んではいねえだろ!!」
「えーうそ、いい尻って言ってたろう」
「急に立ち止まるなよな!いい尻じゃなかったら怒ってたぜっつったんだ!」
 いい尻とは言っとるんか。
「カルナも喜んでおったし」
「本気か?」
 自分が細っこいから肉付きに憧れでもあるんか。まあ、インド出身で英霊たちは豊満な奴らが多いから美意識めちゃくちゃそんな感じにやってるかもしれないが。
「わしは喜ばんぞ」
「!?」
 信じられないものを見る目である。
 それこっちがする顔ではないかと以蔵は思った。文化の違いか?
「弟たちもわし様の尻枕を奪い合ったと言うのに?」
……
 どんな状態なのか。
 まさかバカにされているのだろうかと眉を顰める。ムッと顔を見上げてみたが――いや、そう言う顔じゃない。自信に満ち満ちている。お前が間違えていると言わんばかりの自信に。
 後ろの赤い坊さんが目を逸らした。ちゃんと否定せえ。甘やかすな。
「弟は……反則だろ……
 それは同じ肉をわかたった自己愛に近しいそれだろうと言う意味だが、岡田以蔵には通じない。
 バーソロミューといい、このインドのサーヴァントたちといい、世界は広い。
 凄まじい性壁が世界を席巻しているのだ。
 世界を見たいと言った坂本龍馬の顔を思い出し、思うより世界は広すぎるかもしれないと思うなどしていた。

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