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はしびろこう
2026-01-29 21:30:58
25104文字
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メカクレ特異点
メカクレ特異点再録
アシュヨダと、ちらっとパーバソが香るかも
バーソロミュー、アシュヴァッターマン、ドゥリーヨダナ、カルナ、岡田以蔵、最後にパーシヴァルがそっと出てきます
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護衛、岡田以蔵
さて、混戦の装いを呈してきたとはいえ船長に刃物を向けたのだ。
オレたちは船員にもれなく敵と認定されてしまった。ギラリ、鈍く光る目玉たちに囲まれて、思わず生唾を飲み、目だけで周りを確認する。あ、やばい、やつ。
バーソロミューは、他のサーヴァントにかかりきりになっているようだが、残りの視線がこちらを囲む。
今、
マスター
自分
へ向かう攻撃が防げる位置にいるのは以蔵さんのみ。攻撃力がドゥリーヨダナ並みにある人間からの攻撃に耐える手段は
――
「マスター、背負うき、掴まっちょり」
「は、え、」
言われた通りに捕まる、って言うか背負われて必死に縋り付く形になる。
「う、動きづらくない?!」
「ワシはお兄ちゃんやき!弟背負うてよう歩きよったのを信用しぃや!!」
だいぶ弟くんが小さいみぎりの話では?!と思ったけど、以蔵さんが動き出して自分の舌を噛み切りそうになったので必死に縋りていて口を閉じる。
振り下ろされるカトラス
――
月明かりと水面に反射してギラリと光ったそれを、刀の腹を当てて滑らせ、からだをそらせた刃物の軌道から受け流すと同時、
キィン
――
ビッ
――
ッ!!
「うわあぁっ!!」
カトラスを振り下ろした男の前腕がぱっくりと割れ、一瞬見えた肉から血が噴き出す。人の肌が切れる時って、布を割くような音がするのだと間近で見ながら息を呑む。ドン引きしたのを感じて、ニヨニヨとした声で聞いてくる。
「腕とか頭が落ちる音は濡れた手拭いパンってやる音と同じじゃ、聞いてみるか?」
「結構です!!」
キ、キ、キンッ
――
刃物同士の受けあいで、火花が散って以蔵さんの手の甲に火傷を作る。以蔵さんはメカクレバフ同士で力ではこの海賊に勝てないはずである。だけど以蔵さん
――
「オラァ!そんなもんかぁ!」
力
・
を
・
ま
・
と
・
も
・
に
・
受
・
け
・
な
・
い
・
のが、ものすごくうまい!!
軌道を逸らす、その刃物に乗せて、刃を走らせてそのまま相手の腕とか脚を切っている。
以蔵さんがかける先に何があるのかと思ったが、そうか、この船に乗り付けてきた船があるはずだ。
ドゥリーヨダナが別の船を制圧し、アシュヴァッターマンもこの船の内装を知るバーソロミューの手伝いに来ている。船を取られては敵わないから、誰か船に残って防衛しているはずである。
アシュヴァッターマンが秒速でオレの保護にかけてくる。
「イゾォーーー!!」
「おう!!」
以蔵さんに背負い投げみたいに本投げられて、飛ばされたさき受身も何もないまま頭が下の状態でアシュヴァッターマンに抱えられ、るかと思ったけどそのまま海に放り投げられた。
「ありがあぁあーーーーッ!?!」
夜の海は、暗い。って言うか船の間なので余計こわい。あぎゃぁああ!!しぬううう!!!
「先に礼を言うとは殊勝なことだ」
そんな声が聞こえて、すぽ。カルナさんの腕の中に、おさまった。
少女漫画かな??俺が女子なら帆船から落ちて高鳴るこの心臓の音を、恋と間違えていた可能性がある。
「マスターを回収、あとは聖杯だ」
カルナさんが船の上に視線を上げた。俺も、つられるように目線を上げる。
月の光は思いの外明るく、船と人のシルエットを映し出していた。
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