
『方舟童話』一冊目。とある港町で綴られた憧憬。
人魚の娘「アイリス」の物語として長年知られていたが、近年の調査で欠落していたページの一部が発見されたことにより、後半部には続編となる別の物語が収録されていたことが明らかになった。
しかしながら完全な復元には至っておらず、物語の全容は未だ把握されていない。
──本編サイト「水没世界に花唄を」より

長く冷たい夜が明けて、眩しい朝がやってきた!
薔薇色に染まる空を泳ぎながら、人魚姫は涙を流します。
待ち続けたあの子はようやく貴方にすくわれた。
朝の光に溶けながら、幸せな泡となったのです。
──『潮風ラプソディー。』巻頭詩より


























