
『方舟童話』三冊目。不思議の国の冒険譚。
蒸気機関が発明され、人々の生活が近代化された世界を描く長編小説。元は作者が身近な人物への贈り物として執筆した話だったという。
冒頭で語られている「アリス」こそが、その人物の名前と思われるが、彼女にまつわる記録は一切残っておらず、詳細は不明である。
──本編サイト「水没世界に花唄を」より

黄金色の光の中、小さな舟は川を進む。
揺れる水面。不思議の国は遥か彼方。
「ねえ、とっておきのお話を聞かせて?」
これは僕が、君のために紡ぐ夢。
楽しくて、幸せな。愛を歌うおとぎ話だ。
──『Alice.』巻頭詩より














