akinoshiroihana
2025-03-30 21:14:51
28993文字
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ノーマルぷらいべったーゲッターネタ倉庫1




ベトナムコーヒー

チロルのベトナムコーヒーチョコ(23年前期販売フレーバー)で、そういや学生運動的に隼人はベトナム反戦運動には関わったのかな、74年に高校生なら盛り上がった時期にはまだ子供かな、などと。
ネオゲ設定のつもりでしたが、どうもネオゲbot様(休止(´;ω;`))世界設定っぽく、あまーい🙉😅
botさんがそうである程度にはリョハヤで號隼です。名刺SS文字数オーバー


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「苦み走ってやがるなあ」
そう唸った傍らの男に、號は速やかにその正気を疑った

諸事情あり先日来司令室でよく出てくるようになったコーヒーは、一暴れしてきたその国の習いそのままにたっぷりのコンデンスミルクが沈んでいる。ゲッターを招聘、派遣の過去例作りにともない、そんな平和な「お土産」もしらじらしく大量に往き来するに至ったらしく
活動的な人物にままある、季節を問わずなんでも氷でキンキンに冷やしてアイスで口にしたがる男のグラスのストローは今現在その練乳層に刺さっており、赤い半透明のストローが目下吸い上げているのは男が面白がって無邪気に言うところの「隼人土産の」「白い粘液」にほかならないので、號はいよいよ口をつぐむ。


『號、知っているか』

犬は危険を嗅ぎ分けるのに専ら嗅覚を信じる、だから味覚はどうして二の次なのさ

濃厚すぎるアロマの香るデスクで、そんなことをさらりと言ってのけたのはいつも忙しいあの人で、彼は男の戦友であり、多くのむごい傷を自身の身にも数知れず刻んだ筈の人だった

するどい注意力をいったん旨そうな匂いで誤魔化せば、わかりやすい毒でも平気で口にして死んでしまうんだよ。
まったく、繊細な御心が折れたら折れちまったで山奥でクマとでもお友達したままでこっちはいっこう構やしなかったんだってのに、またぞろ来やがる、ちっ


最後の方はそう吐き捨て気味になった言葉はその人らしくないのに不思議とよく似合った一方、深煎りコーヒーとその底の舌がバカになりそうな甘さの白い泥濘とを帯びた彼のひいやりとした囁きが、自分にはとても「いい匂い」であることに號はぎくりとする。
普段ならあの人自らいつものサーバーからホットを注ぐだけのコーヒーが、氷をびっしりと詰められたグラスで届けられたので、その乱反射があの人の刃のようにしずかに澄んだ目元をも照らす不思議な涼やかさに見惚れたあとで。


「あの国関係ではよ、昔戦争やってた時に、ちょうど『天才少年』ってテレビでもてはやされてた小学生だか幼稚園児の隼人がスッゲエ政治的な話を生放送中にぶち上げちまって、関係者一同真っ青になったことがあるのが今でも伝説なんだと。俺も詳しいことは聞いてもよくわかんなかったが」
だから今回ゲッター動かしたのにもあいつが関わってんのばれたらヤバいんじゃねえかとよ、ったく、苦み走ってらあ


そう呟く男に、神さんの見立ては合っているようで割と見くびりすぎで、でも合ってると號は思う
結局のところ「猫は家につき、犬は人につく」らしいので、多分神さんは俺達のことをまだ帰らないバックか、もう帰ってきてしまった白牙だと思っているのだろう、狼じゃなく。
あいつらは、どうしたらひとり「狼」にかえるんだっけ?ああ、そうだ

愛する最後の人を、失った時
愛する者が、もはや失われた世界
だったら

「リョウ!いい加減ここのシャワーを使ってこい!」
お前さんの臭いが空調と一緒に循環してんだよ
へへ、そいつは臭い付けの手間がいらねえからいいな
馬鹿

………それはまだ大丈夫そうだ

猫の何倍、何乗倍の狡猾とするどい爪を持つ、猫に似た猛獣「 」へと、ヒトの枠を時として脱ぎ捨てそうになるひともいる
しかしその双眸にはつねに炯々としつつ聡い火が灯る。
嵐のただ中にも長く燃え、その傍らで安らいだものたちがいたかのように、残る香りは焼け焦げるようにあまい。
その甘やかさの中、今はただの犬と猫が身を丸め、のばし、好き勝手な姿で

Cà phê